内容説明
令和は、日常に楽しみを見出だす時代です。たとえば旬の食材と料理を味わう楽しみ―。それだけに、食べものの俳句は、おいしさとともに食べる人の“こころ”を詠み込んでいます。「食の俳句」の魅力を説き明かす、独自の俳句エッセー。好評第2弾!
目次
新年(数の子)
春(うど;芹 ほか)
夏(紫蘇;蚕豆 ほか)
秋(生姜;玉蜀黍・唐黍 ほか)
冬(かぶ・かぶら;甘鯛・ぐじ ほか)
著者等紹介
向笠千恵子[ムカサチエコ]
フードジャーナリスト、食文化研究家、エッセイスト。殿村莵絲子師主宰の俳句結社「万蕾」を経て和田順子師の「桧硝子」に所属し、同人。俳人協会会員。東京・日本橋出身。慶應義塾大学文学部卒業。日本の本物の味、安心できる食べもの、伝統食品づくりの現場を知る第一人者で、フードジャーナリストの先駆け。志をもった生産者、おいしさ、民俗、歴史、器などを多面的にとらえながら、現代の食を綴り、また語っている。内閣府と農水省の「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」有識者懇談会委員、「本場の本物」審査専門委員長など審議会委員も務める。「良い食品づくりの会」会友。消費生活アドバイザー。生産者と消費者の交流、スローフード運動にも積極的に参加している。『食の街道を行く』(平凡社新書)でグルマン世界料理本大賞グランプリを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。