内容説明
第一句集『幻舟』から第十句集『天望』に至るまで、俳句という詩型に全身全霊を傾けて真向かい、生の証を求め続けてきた俳人・豊長みのる。剛毅にして繊細、孤高にして温雅なるその人と作品に真摯に迫る、著者初の作家論。
目次
1(原石の時代;「南風」から「青樹」へ;「風樹」創刊;内なる小説家;小説への希求 ほか)
2(生死を超えて澄む―『幻舟』;「天」への志向―『方里』;心景一如―『一会』;ものの光消えざるうちに―『即今』;孤愁の抒情―『風涛抄』 ほか)
著者等紹介
二ノ宮一雄[ニノミヤカズオ]
昭和13年東京都八王子市生まれ。昭和36年法政大学文学部日本文学科卒。昭和43年季刊文芸誌「ポリタイア」(檀一雄責任編集)に処女作(小説)を発表。以後、同誌に小説発表。昭和47年「ポリタイア」同人制へ移行にともない同誌の同人に推薦される。以後、事務局員、編集委員等を務める。昭和49年「ポリタイア」終刊。平成3年飯田龍太氏の詩魂に惹かれ同氏主宰の「雲母」に入会。平成12年芝浦工業大学図書館停年退職。平成17年文筆活動に専念すべく「雲母」の後継誌「白露」(廣瀬直人主宰)を退会。平成18年第53回日本随筆家協会賞受賞。NPO法人日本詩歌句協会常任理事、法政大学国文学会会員、文芸家の会「架け橋」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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