田井安曇を読む

田井安曇を読む

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  • サイズ B6判/ページ数 163p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784776807230
  • NDC分類 911.162
  • Cコード C0092

内容説明

社会詠とは何か。戦後の困難な社会状況と真摯に対峙しつづけた歌人・田井安曇に師事した著者が、その全歌集を丹念に読み解き、社会と個人の自由を再確認する最新評論集。

目次

1 田井安曇を読む(闘いの序章―『木や旗や魚らの夜に歌った歌』篇;過激な叙情―『我妻泰歌集』篇;我妻泰はなぜ消え去ろうとするのか―『たたかいのししむらの歌』篇;自己愛の拒否宣言―『水のほとり』篇;文明・芳美・安曇ラインの言挙げ―『右辺のマリア』篇 ほか)
2 歌論と雑文(鉄の町の昔とこれから―わが北九州市より;「原爆」たまゆらの一閃光―新枕詞「ピカドンの」抄;松井作品、幾つかの疑問(片山昭子)
片山昭子氏の「松井作品、幾つかの疑問」に答えて
短歌の韻律について―音余りと間のび ほか)

著者等紹介

松井満[マツイミツル]
昭和39年「形成」入会。昭和59年木俣修先生死去により「形成」退会。昭和59年歌集『夜茜』を短歌新聞社より上梓。昭和61年「未来」入会。昭和62年評論集『木俣文学の闇』を朝日新聞社西部本社より上梓。昭和63年7月「未来」を退会し、「綱手」創刊に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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