内容説明
織田信正、またの名を村井重勝。通称帯刀。織田信長の長子として一部の史料にのみ名を残し、しかしその実在は確認されていない“幻の長男”である。家督を奪い取ろうなどという野望をもたない帯刀は、父を、織田家を、弟勘九郎を支え、縦横無尽に活躍する。しかし運命は非情な報せを彼に届ける。―織田信長暗殺、という報せを。
著者等紹介
壬生一郎[ミブイチロウ]
2017年「小説家になろう」で『信長の庶子』を連載開始し、人気を博す。2019年から『信長の庶子』書籍刊行開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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宇宙猫
15
★★★ 前半は討論合戦、後半は信長が狙撃され反織田の攻勢にさらされる話。シリーズが終わっているかと思ったのに、これで打ち切りみたいで残念。世の中が信長中心に動いてるから脇役感が強くて、スピンオフを読んでるみたいなのがダメだったのかな。2024/06/26
菊地
2
嫡男の覚悟を試す。立派な長男庶子のお兄ちゃんだった。2020/10/15
史
1
築いていけ。さすれば築いたものに救われん。2025/02/12
K子
1
今回の巻は今までにも増して激動の巻でした。 前半は論戦。それぞれの勢力が入り乱れてのバトルロワイヤルといった感じ。単なる纏まらない言い合いではなく、議論でのバトロワというのは、良い舞台を用意したものです。 後半は今までになく不利な状況での戦闘。イフものならではの展開による緊迫感と絶望感がすごかった。籠城戦の包囲の布陣など、地図を入れる場所も相変わらず良い仕事をしているレーベル。 一巻で因縁のあの人がでてきたり、悪いことばかりでなくおめでたいこともあったりと、盛りだくさんでした。★5 2020/11/10




