- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少年(小中学生)
- > 少年(小中学生)その他
内容説明
「真実の戦争まんがは、水木さんにしか描けません」。亡き戦友が描かせたみじめな戦争。太平洋戦争の真実とは。
著者等紹介
水木しげる[ミズキシゲル]
本名、武良茂。1922年3月8日、大阪に生まれ、その一か月後、一家が鳥取県境港市に帰郷したため、その地で成長する。1944年に召集されて太平洋戦争に従軍し、ラバウル戦線で爆撃を受け左腕を失う。終戦後、紙芝居作家を経て、1957年、兎月書房の単行本『ロケットマン』でデビューする。その後、貸本劇画誌に戦記、伝奇、妖怪物などを数多く発表し、人気作家となる。1965年、「別冊少年マガジン」に描いた『テレビくん』が、同年、第6回講談社児童漫画賞を受賞したのをきっかけに、その活躍の場を拡大する。以降、少年、青年誌に数多くの作品を発表する。『ゲゲゲの鬼太郎』をはじめ、『悪魔くん』『河童の三平』『のんのんばあとオレ』など、TVドラマ化、TVアニメ化された作品も数多く、国民作家として注目を集めている。日本民俗学会会員、日本民族芸術学会評議員。昭和40年、第6回講談社児童漫画賞、平成元年、第13回講談社漫画賞、平成3年度文化芸術作品賞、平成8年、日本漫画家協会文部大臣賞、平成18年アングレーム国際マンガフェスティバルで最優秀コミック賞などを受賞。平成3年、紫綬褒章、平成15年、旭日小綬章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
56
上巻に引き続き、迫力満点の絵。逃げ惑う兵隊は、、、先生がモデルなんですよね😢😢😢麻酔なしで左腕を切り落としたと言う武勇伝というには余りにも悲惨な体験をされた先生。第二次世界大戦でもいまだに懲りずに戦争をやっている。先生は天国で嘆いておられると思う。2023/06/13
八百
8
下巻は戦争末期のマリアナからレイテ…あ号作戦から捷一号作戦を経ての日本海軍太平洋艦隊の実質的な壊滅が描かれる。ここでの切り口は司令官、何かと戦犯扱いされがちな存在を大本営に忠誠を誓いながらも何万もの兵の命を預かる一人の人間として描く水木先生のペンが冴え渡る。サイパン玉砕の南雲、全滅覚悟で囮と化した小沢、涙を飲んで特攻機を見送る大西…それぞれの心の葛藤が美しくも毅然と表現されている。そしてなんと言っても最大の謎とされる栗田中将の反転行動の解明は見事で目から鱗でありました。英霊に合掌!水木先生に敬礼!!2013/05/28
-
- 和書
- 生きづらさについて考える