内容説明
謎の暗殺者「仕事人」に命を狙われたジョシュア。マキシミン、リチェの助けで命を救われたジョシュアは、もうひとりの自分の存在をマキシミンの口から聞くこととなる。暗殺者の追跡から逃げるため、リチェの父の知人であるウィザードを訪ねた3人はそこでドッペルゲンガーの存在を知ることとなった。ジョシュアはもうひとりの自分を確認し消滅させるため、故郷ペリウィンクルへと向かう決心をした。3人の少年少女の波乱に満ちた旅が始る。
著者等紹介
ジョンミンヒ[ジョンミンヒ]
全民熙。建国大学で政治外交学を専攻し、韓国民族芸術人総連合の研究員として勤務。長編小説「歳月の石」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わった
13
デモニック2巻目。幽霊などの話が増えてきたので、夜読むと怖くなってしまうかもしれません…。お金持ちの価値観は一生わからない気がします。ラストはとてもハラハラさせられました。追っ手が迫っているなかの脱出劇は見事でした!サウンドオブミュージックを思い出しました。2016/01/13
わった
5
再読。政治や人生観も絡む西洋ファンタジー第二部2巻。追われる身となり逃げ込んだ先で、こき使われつつ、生家にいるもう一人のジョシュアについての正体と対策のヒントを得ます。また過酷な旅に出た先で、ジョシュアのデモニックの才能を発揮しなければならない事態に。今表に出ることは大変危険。どう困難を乗り越えるか、ハラハラしながら見守りました。またランジエも動いています。王政復古してしまった現在、また共和国を打ち出すために才能を発揮し、暗躍しています。彼に面会に来た意外な人物…次巻も目が離せません。2023/03/14
乃恵
4
なんだか想像もしてなかった展開にわくわくする。ジョシュアのたまに人間らしくない感情だとか思考に、えっ、そんな考え方しちゃうんだとドキッとさせられる反面、やっぱりそんな天才な彼に魅かれてしまう。マキシミンが、たった一人の友人のジョー君を気にかける言動や表現がされてるのに、天才だから天才の自分しか愛せない、ある意味で自分の心を誰にも開かないジョシュアを見ていると、なんともいえない気分になってくる。デモニックは良い運命をたどれるのかな。2010/08/13
Miki Shimizu
3
逃げる!逃げる!逃げる!の巻き。あとは、劇のシーンが多かったかなー。まだまだ逃げ続けそう。5巻までかりてるけど、どこまで逃げる話なんやろー。笑2018/08/13
泉海咲
3
リチェとマキシミンがお似合いだと個人的に思っていたけど、ジョシュアとリチェで恋愛が発展しそう?演劇は金を得る目的くらいしかないのだから、準備やら公演やらのシーンはもうちょっと削っても良かったんじゃないかと思う。2014/03/10