感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shizuka
46
今月初本。まずは軽めに漫画でも、、が、そこは野坂昭如と滝田ゆうのコラボ。軽めに終るはずがない。こんな見事に両氏の魅力がつまった一冊はそうそうないだろう。まず企画を出した編集部に拍手喝采を送りたい。野坂さんのいろいろな話、けっこう端折られている部分もあるけれど、背景にあるあの悲哀が、滝田さんの筆遣いによってまた違う趣きをもって描かれているのがよかった。いいなあ。昭和だよ。昭和。『マッチ売りの少女』は下手すると、こっちの方がいいかも。とても気に入った。ゆうさんが描く女性はどうしてこうも悲しくて愛おしいのかな。2016/04/04
鶏モモ
1
清太と節子の関西弁が染みる。宮崎駿版は恐怖や怒りで見ていられなくなるが、滝田ゆう版は静かな悲しみに満ち溢れる。2015/09/05
漫画屋
0
重い 野坂だしなぁ2010/03/07