内容説明
ラグピック村のジュリオは、最高に幸せだった。村の伝統になっている成人の儀式「巡礼の旅」へ、ついに旅立つのだ。まだ見ぬ地にあるシャリネと呼ばれる神殿の祠が見せてくれるというイメージを想像すると、口元が弛むのを止められない。旅に同行する幼なじみの女の子、クリスに口やかましくしかられても、ジュリオの幸せ気分は止まらなかった。しかし、最初に着いた神殿でジュリオたちが見たイメージは、世界が滅びようとする光景だった。シャリネのイメージは未来を告げるものだという。近い未来、世界は滅びてしまうのか―。ジュリオたちは旅で会ったアルフやローディたちと、世界を救う道を探し始める。
著者等紹介
堀慎二郎[ホリシンジロウ]
1968年11月生まれ。神奈川県出身。ゲーム好きと文筆家への憧れから、20歳くらいからゲームライターに。「サイコドール」(電撃文庫)で小説家デビュー
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