内容説明
ウリミバエは野菜の天敵。なぜかというと、このハエは野菜を腐らせてしまうからだ。３０年前、３億匹のウリミバエが沖縄を襲ったんだ。ふるさとを、沖縄の人を守るため、勇気を出して戦った人たちがいた。世界最凶の害虫とのバトルが始まるぞ。
目次
プロローグ 戦慄の悪魔
第１章 野菜の危機
第２章 魔の手
第３章 ウリミバエを根絶せよ
第４章 地獄の飼育作戦
第５章 越えられないフェンス
第６章 沖縄本島決戦
著者等紹介
笠原倫［カサハラリン］
神奈川県出身。新田たつお氏のアシスタントを経て１９８０年、週刊漫画アクション増刊号にて「聖職愚連隊」でデビュー。以後、幼年誌から青年漫画雑誌まで、活動の幅は広い。オリジナル作品と並行してノンフィクション作品を多数手がけ、既に３０名以上のスポーツ選手や冒険家を取り上げている。さらに、原作者として月刊チャンピオンで「タオの緑（グリーン）」を連載中。オリジナル作品としては漫画ゴラクネスターに「リスク」を連載中
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感想・レビュー
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もけけ
5
子供の図書館本です。沖縄のウリミバエの脅威と戦う植物防疫官達のお話で、ウリミバエから作物を守るため、コバル60を使い不妊虫を作りウリミバエ根絶を目指します。今までウリミバエの被害も知りませんでした。またコバル60を使った方法にも驚かされました。 植物防疫官の熱意や努力が政府やアメリカ軍まで動かし、日本の農作物が守られていく過程に仕事に対する原点を感じさせてもらいました。2025/03/31
ビシャカナ
1
8ミリの悪魔ウリミバエ、200種以上の野菜に卵を産み付け、幼虫は野菜を腐られる。根絶は不可能とされて、沖縄本土から離島には厳しい監視の目があった。まさかの本土復帰前の一職員の陳情書が、日本政府を動かし、やがてわずか6ページの論文に記された不妊虫による代替わり根絶作戦コバルト60に全てを賭ける。特命メンバーは不妊虫育成のために、24時間共に暮らし悪臭の中で生活した。「“害虫”じゃあないんですコバルト60を浴びた時点で彼らは“益虫”になるんです それは本当に心強くそのくせ心もとない味方であり身内ですね」2021/07/05
