感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんぶん
11
【再再読】やっぱり望月の「新選組」は良いなぁ。 いろいろな苦難を抜けて、芹沢一派の暗殺で、さあこれからと言うところで終わる。 池田屋事件、鳥羽伏見の戦い、まだまだ描きたかったと思う、しかし、発表誌が上手く見つからない。 最後は五稜郭の戦いまで描きたかっただろうな。 やっと、その気運が向いてきた時はガンに蝕まれていた。 残ったメモを見るだけでも、その無念さが通じる。 「俺の新選組」想った通りのエピソードで描かせて上げたかった。 一世一代の傑作を。2020/04/12
ぶんぶん
6
望月三起也の新選組シリーズ最終巻。 「ダンダラ新選組」を併録。 望月三起也の画は良い、スクリーン・トーンを使わず模様も描きこんでいる。 そこに暖か味を感じる、そして迫力も。 見開きの迫力は、最高! 少年キングの一年の連載はこれにて終結、しかし、この後の「函館戦争」まで描いて土方の生涯を終わらせるとの希望は叶えられなかった。 しかし、残った資料やキャラデザインを見ると病床でも、やる気満々だったんだなぁと思う。 望月三起也は「ワイルド7」だけでは無いなぁと改めて思う。 合掌2018/03/11
-
- 洋書
- Porius