感想・レビュー
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Cell 44
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「冷たい雪の客間で/ぼくは書く/納屋にいる白い馬についての物語を」(「吹雪」) 小さくて静かな詩集だ。聖書や古典文学からの引用が目立ち、日本の詩だという感じはあまりしないが、闇夜の廊下からふと聞こえてくる囁きのように、小さくて、静かだ。「鳴り響く井戸の底で/石は石にかえるだろう/幕舎の上には/音もなく/行くものはただ夜鷹と星……」(「アブラハムの幕舎」)2014/07/09
