感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
馨
4
戦争悲話ってタイトルとは裏腹に、戦後の話がほとんどです。 戦時中の話は前半だけで、戦争中幼少時代を送った主人公大力が、戦後どんな人間になり生きていくか、その過程で戦争の記憶をたどり、戦争とは何だったのか?を模索していくのですがまぁ戦争中も戦後も文章がとにかく淡々としていて感情がないぐらいな速さで進みます。 で、結局は戦争はいけないことなんだ、他人の領域(国)を犯せば戦争になるんだと日本批判的な結論に至って終わり・・イメージと違ったので少し残念でした。黄色いスイカの話もほんの一瞬でした。2014/05/16