内容説明
中国山脈麓の農家の長男坊が、中学時代、英語を捨て農業を選択。農高の分校から一人、国立大学に進学。娘が生まれて40日目、日本青年海外協力隊に参加。娘の小学校入学と共に大学院に進学、学位取得後、家族と共に北米に飛ぶ。四十路を過ぎて大学の教師。「夢」を追い続けた、一人の田舎者(井の中の蛙)の苦節の足跡。
目次
敗戦と貧しさを生きた反骨の小学生
英語を捨て農業に没頭した“たった一人”の中学生
逆境をバネに奮起した農高分校生の生き様
“兵どもが夢の跡”の追憶と幻想と現実
熱血教師の模索と葛藤と矛盾とジレンマ
東南アジアの国造りに投じた青春のエネルギー
真理の探求に燃えたおじん学生
人生最後の夢を託し家族と北米に飛ぶ
絶望の淵から逆転の人生街道
研究のこぼれ話〔ほか〕
著者等紹介
藤原昇[フジワラノボル]
1938年島根県生まれ、1958年県立農業高校・定時制分校(昼間4年制)卒業後、国立大学農学部進学、1962年卒業後、民間会社研究所、高校教師、日本青年海外協力隊を経て、1972年大学院進学、1977年博士課程修了後、アメリカ・カナダ留学(博士研究員)、1982年国立大学教師、2002年定年退職後、私大(4大・短大)講師を経て、2005年通信制・単位制高校長、2007年同特別顧問(現在)。受賞:島根県教育委員会賞(1958)、Round‐the‐World‐Trip Essay Award(BBC,1970)、外務大臣表彰(1985)、後藤養鶏学術賞(1992)、日本家禽学会賞(1994)、Twenty Century Achievement Award(USA,1995)、読売農学賞(2002)、日本農学賞(2002)、Khwarizmi International Award(Iran,2004)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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