お涼恋唄―東京下町人情物語

お涼恋唄―東京下町人情物語

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 155p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784776517566
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

内容説明

昭和の初め、平和な東京の市井で暮らす人々の人情物語。下町に咲いた一輪の花、美少女お涼の青春賛歌。音羽屋呉服店の一人娘、篠山涼。界隈では呉服屋小町、両国小町と呼ばれる評判の娘である。お涼を中心にお涼の災難を救った若き医者の卵、氏家圭介。床屋、畳屋、魚屋、大工、左官の倅の若者五人衆。美貌の女柔道家雨宮雪乃と相思相愛の法律家を志す松谷利之進。すし源二代目田尻辰一と女房お静。雨宮道場で柔道に励む十一歳の美少女綾音は、お涼と並んで小っちゃい小町と呼ばれている。小料理屋の美人女将夕紀を取り巻く商店のおやじ達、登場人物が織りなす人情と正義、淡い恋心、ゆれる女心…。劇中劇で富豪の子息と貧農の美少女の美しくもはかない悲恋物語に涙するお涼。泣いて笑って怒って感謝する痛快無比の物語。日本文学館「短編小説大賞」審査員特別賞受賞。

著者等紹介

片岡利雄[カタオカトシオ]
1936年、大阪市生まれ。戦前、戦中、戦後の激動を経験し、今日に至るなかで、1965年、電子産業の発展を見越し、先進諸国の電子技術、動向、情報を提供する会社を設立。日本をはじめアジアの電子機器企業に紙面を通じて提供し続け、現在に至る。歴訪国は28か国、渡航回数は200回を越える。日本音楽著作家連合会員(作詞)、日本音楽アカデミー会員。『お涼恋唄―東京下町人情物語』で日本文学館「短編小説大賞」審査員特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品