内容説明
自分が生きる意味を見つけられずにいた頃と同じ年頃の人たちは、いま、どんなことで悩んでいるのだろう。接する機会のない著者にとっては想像するしかない。ただ、私たちものの道理をわきまえたような顔をしている大人が、いったい何を考えているのかを知ってもらうことはできる。ここには、三十年前と同じことで葛藤している自分と、少しだけパズルのピースが埋まって大きくなった自分が詰まっている。
目次
享年四十七
声
散髪屋のこと
レコードの音
鏡
心の斜塔
逃がした流星
愛する凶器
さじ加減
憧れの人〔ほか〕



