内容説明
自らを追い求めて自我の崩壊の危機に瀕し、その深い絶望と僅かな光明の振幅の中で、震えるような詞の数々がかろうじて紡ぎだされる。これらは生きることの切なる証しでもあるが、著者の再生への予感と希望をも内包し、私たちの心の襞に染みとおるように、存在していることそのものの意味と感情を、静かに示してくれるようだ。
目次
予感
夜
タバコ
今日の太陽
家族
ミラクル
親指
偕楽園
天気図
つつじ〔ほか〕
著者等紹介
小川周二[オガワシュウジ]
1977年水戸市に生まれる。成城大学中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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