内容説明
ひとつの物語は、その時代をシンボライズする事象で語られる場合が多い。しかし、この物語は６０年安保時代を舞台にしながらそこから一定の距離をおき、演劇に情熱を傾ける大学生たちの悲喜劇を描いている。著者はそこに時代を越えた普遍性を見ている。
著者等紹介
犬丸らん［イヌマルラン］
１９４１年、東京生まれ。明治大学法学部卒業。劇場やテレビ局の小道具係、週刊誌記者などを経て出版社に勤務。脚本家・菊島隆三氏に師事。１９７６年、城戸賞佳作。１９８６年、小学館ビッグコミック原作賞佳作。『ゴルゴ１３』（著―さいとう・たかお）の脚本協力をはじめとするコミック原作、業界紙、ビデオの構成台本等を執筆（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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