内容説明
祖母は、しらゆりのような人でした。ひたむきに、でも強く生きていました。“ナースコール”の事を“コールロール”と呼びました。“コールロール”おばあちゃんと私を結ぶ深い絆。“コールロール”医療スタッフと患者さんを結ぶ深い絆。今、しらゆりが美しく…介護の日々、愛の絆。
目次
１ 診察の結果
２ 入院―手術、そして出逢い
３ 骨折・リハビリの日々―秘密のデート
４ 退院―前田さんを招いて、おそばパーティー
５ またまた入院、救急車―第五腰椎骨折
６ おとまり看病―募る淋しさ・コールロールの秘話
７ たとえ痴呆の中であっても…―与えてくれた愛情ティッシュ
８ 小さな光を信じて―起きてみたい
９ 最期の日
１０ しらゆりの人
著者等紹介
上田恵美［ウエダエミ］
１９８１年長野県佐久市に生まれる。１９９３年心の寄り所として中学時代から詩を書き始める。１９９５年戦後５０周年記念の詩が入賞する。１９９８年長野県准看護師免許取得。２００２年サブカウンセラー免許取得。２００４年処女作“「生きてく事」にクレージー・ＬＯＶＥ”を日本文学館より刊行
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