出版社内容情報
主人公の少年は、海べの村でパン屋の息子として育った。この村では、漁師をはじめ、船大工や網職人、魚を塩漬けにする女性たちなど、みんなが海に関する仕事をしている。冷たい風にふかれながら厳しい仕事をする村の人たちを見て、自分の父親はあたたかな場所で楽な仕事をしている――そう思う少年に、父親は……。
社会のつながりを知る絵本として、仕事について考える絵本として、そして、家族の絵本としてもおすすめです。
内容説明
この物語にでてくる海辺の村は、作者のふるさとであるイングランド、サフォーク州のイーストコーストにありました。そこは、100年以上つづく、にぎやかなりょうしの村でした。作者のおじいさんのパーシーは、村のパン屋で、りょうしではないことをときどきうしろめたくかんじていたそうです。これは、そんなパーシーのための物語です。
著者等紹介
ホワイト,ポーラ[ホワイト,ポーラ] [White,Paula]
イギリスの海辺の町で生まれ育ち、現在もサフォーク州の海のそばに住んでいる。テキスタイルデザイナーや絵画を教える非常勤講師として勤めたのち、大学で絵本のイラストレーションについての修士号を取得。自らの絵のルーツが生まれ育った海辺の町にあることを再確認して描いた本作は、2023年カーネギー賞画家賞ロングリスト、クラウス・フリューゲ賞ショートリストに選ばれた
いけださちこ[イケダサチコ]
島根県松江市出身。東京大学文学部言語文化学科英語英米文学専修課程卒。子育てのかたわら、絵本や児童文芸の翻訳を学ぶ。やまねこ翻訳クラブ会員。本作が初の訳書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はる
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