出版社内容情報
小学校4年生の宗太は母と二人で東京に住んでいる。夏休み、母が出張の間、宗太は父方の京都の祖父母の元で過ごすことになった。小さいころに一度会ったきりの能面師のおじいちゃんのことは、おぼろな記憶しかない宗太だったが…。京都の古い暮らしに新鮮な驚きを感じながら、おじいちゃんの仕事に興味を持つ宗太。
わらったり、おこってみえたり、さびしそうだったり、能面っていろんな顔があるんだな。
宗太はおじいちゃんに面の打ち方を教わって、能や能面の世界にふれ、ふたりは少しずつ打ち解けていく。コッコッコッ、カッカッカッ……面を打つのに夢中になるうち、宗太の心にあった両親への複雑な思いも少しずつかわっていく。
宗太の目を通して、能面師の仕事場や、能や狂言など日本の伝統文化を感じられる一冊。
内容説明
小学四年生の宗太は、夏休み、京都のおじいちゃんのところですごすことになった。和室ばかりの、めいろみたいに広くて古い家、能面師のおじいちゃん、かべにかかったいろんな表情の能面たち…。宗太も教わりながら、能面を打たせてもらうことになった。こわくておもしろい毎日がはじまる!
著者等紹介
佐藤まどか[サトウマドカ]
『水色の足ひれ』(日産童話と絵本のグランプリ童話大賞受賞・BL出版)で作家デビュー。おもな著書に『アドリブ』(日本児童文学者協会賞受賞)『一〇五度』(青少年読書感想文全国コンクール中学校の部課題図書・いずれもあすなろ書房)など多数。イタリア在住
アンマサコ[アンマサコ]
美術作家、絵本作家。岐阜県生まれ。多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業後、アニメーションや実写映画の企画制作会社でビジュアルエフェクトデザインを担当。『タップのゆめ』(講談社)で絵本作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
花林糖
ぱせり
奏
読生
ポラオ