暗やみに能面ひっそり

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暗やみに能面ひっそり

  • 佐藤 まどか【作】/アン マサコ【絵】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • BL出版(2023/09発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 168p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784776411048
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

小学校4年生の宗太は母と二人で東京に住んでいる。夏休み、母が出張の間、宗太は父方の京都の祖父母の元で過ごすことになった。小さいころに一度会ったきりの能面師のおじいちゃんのことは、おぼろな記憶しかない宗太だったが…。京都の古い暮らしに新鮮な驚きを感じながら、おじいちゃんの仕事に興味を持つ宗太。

わらったり、おこってみえたり、さびしそうだったり、能面っていろんな顔があるんだな。
宗太はおじいちゃんに面の打ち方を教わって、能や能面の世界にふれ、ふたりは少しずつ打ち解けていく。コッコッコッ、カッカッカッ……面を打つのに夢中になるうち、宗太の心にあった両親への複雑な思いも少しずつかわっていく。

宗太の目を通して、能面師の仕事場や、能や狂言など日本の伝統文化を感じられる一冊。

内容説明

小学四年生の宗太は、夏休み、京都のおじいちゃんのところですごすことになった。和室ばかりの、めいろみたいに広くて古い家、能面師のおじいちゃん、かべにかかったいろんな表情の能面たち…。宗太も教わりながら、能面を打たせてもらうことになった。こわくておもしろい毎日がはじまる!

著者等紹介

佐藤まどか[サトウマドカ]
『水色の足ひれ』(日産童話と絵本のグランプリ童話大賞受賞・BL出版)で作家デビュー。おもな著書に『アドリブ』(日本児童文学者協会賞受賞)『一〇五度』(青少年読書感想文全国コンクール中学校の部課題図書・いずれもあすなろ書房)など多数。イタリア在住

アンマサコ[アンマサコ]
美術作家、絵本作家。岐阜県生まれ。多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業後、アニメーションや実写映画の企画制作会社でビジュアルエフェクトデザインを担当。『タップのゆめ』(講談社)で絵本作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

☆よいこ

81
児童書。小学4年生の宗太(そうた)は、夏休みにひとりで京都の父方の祖父母の家に行く。父と母は早くに離婚していて、父は再婚して別の女性と娘たちと暮らしている。自分の誕生日も祝ってもらえなくて、宗太は父を嫌い腹違いの妹達に嫉妬していた▽能面師の祖父の仕事を見せてもらい、宗太は能面に興味を持つ。カンテラの灯りの中で生きているように表情を変える面をみて、宗太は「うらみでバケモノになるのはかわいそう」という。面を打つ練習をした宗太が、打ってみたいと選んだ面は獅子口(ししぐち)▽宗太の感性がいい。祖父母もいい人。2024/07/15

ぶんこ

45
両親の離婚の原因まで書かれていたのが驚きでしたが、能の面には女性の嫉妬や苦しみが描かれているからでしょうか。10歳の宗太は、母の出張の間を父方の祖父母の家で過ごすことになりました。祖父母の心のうちはと考えてしまいますが、お二人とも明るく優しい。宗太は祖父の面打ちを見て、自らも面を打つ。10歳の子に躊躇なく面打ちを教えるおじいちゃん、素敵です。宗太も、光の当たり方、見る角度によって、のっぺりとした面に様々な表情が宿るのに感銘をうける。薪能を観に行った場面では、一度も観たことが無いのに、堪能していました。2024/07/17

花林糖

19
図書館本。小学4年生の宗太は夏休みの1週間を、京都の父方祖父母の家で過ごす事になる。能面師の祖父の仕事に興味を持ち、能面を打たせてもらう事に。アンマサコさんの挿絵の雰囲気がとても合っていて◎。この本の能面師のモデルになったのは烏丸光広氏。江戸時代の書家・歌人烏丸光広卿はご先祖。2023/10/20

月音

10
ホラーっぽいタイトルと表紙画ですが、さにあらず。能面師とお能にスポットを当てた異色の児童書。いや、意欲作というべきか。小学4年生の宗太は、夏休みに京都の祖父母の家でしばらく過ごすことに。そこには、こわおもしろいお面がいっぱい!「面(おもて)」と呼ばれるそれらは能面師である祖父が打ったもので、宗太も好奇心から面打ちに挑戦してみます。さすがに「風情」や「幽玄」など子供には難しいでしょうが、ちょっと怖くて不思議で美しい世界観は伝わってきました。欲を言えば、もっと言葉遣いや風景描写に京都らしさが欲しかったな。⇒続2024/12/01

ぱせり

9
能面は、のっぺりしているように見えるけど、光の当たり方や、角度で、表情が変わってくること、そこに感情が浮かび上がってくる描写は、目が覚めるようだった。それこそ、のっぺらぼうの能面が、生身の人の顔より生き生きと感じられる。宗太は10歳。今後、孫と祖父には、きっと新しい関係が始まる。楽しく想像しているる。2024/02/24

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