暗やみに能面ひっそり

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暗やみに能面ひっそり

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  • サイズ A5判/ページ数 168p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784776411048
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

小学校4年生の宗太は母と二人で東京に住んでいる。夏休み、母が出張の間、宗太は父方の京都の祖父母の元で過ごすことになった。小さいころに一度会ったきりの能面師のおじいちゃんのことは、おぼろな記憶しかない宗太だったが…。京都の古い暮らしに新鮮な驚きを感じながら、おじいちゃんの仕事に興味を持つ宗太。

わらったり、おこってみえたり、さびしそうだったり、能面っていろんな顔があるんだな。
宗太はおじいちゃんに面の打ち方を教わって、能や能面の世界にふれ、ふたりは少しずつ打ち解けていく。コッコッコッ、カッカッカッ……面を打つのに夢中になるうち、宗太の心にあった両親への複雑な思いも少しずつかわっていく。

宗太の目を通して、能面師の仕事場や、能や狂言など日本の伝統文化を感じられる一冊。

内容説明

小学四年生の宗太は、夏休み、京都のおじいちゃんのところですごすことになった。和室ばかりの、めいろみたいに広くて古い家、能面師のおじいちゃん、かべにかかったいろんな表情の能面たち…。宗太も教わりながら、能面を打たせてもらうことになった。こわくておもしろい毎日がはじまる!

著者等紹介

佐藤まどか[サトウマドカ]
『水色の足ひれ』(日産童話と絵本のグランプリ童話大賞受賞・BL出版)で作家デビュー。おもな著書に『アドリブ』(日本児童文学者協会賞受賞)『一〇五度』(青少年読書感想文全国コンクール中学校の部課題図書・いずれもあすなろ書房)など多数。イタリア在住

アンマサコ[アンマサコ]
美術作家、絵本作家。岐阜県生まれ。多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業後、アニメーションや実写映画の企画制作会社でビジュアルエフェクトデザインを担当。『タップのゆめ』(講談社)で絵本作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

花林糖

17
図書館本。小学4年生の宗太は夏休みの1週間を、京都の父方祖父母の家で過ごす事になる。能面師の祖父の仕事に興味を持ち、能面を打たせてもらう事に。アンマサコさんの挿絵の雰囲気がとても合っていて◎。この本の能面師のモデルになったのは烏丸光広氏。江戸時代の書家・歌人烏丸光広卿はご先祖。2023/10/20

ぱせり

6
能面は、のっぺりしているように見えるけど、光の当たり方や、角度で、表情が変わってくること、そこに感情が浮かび上がってくる描写は、目が覚めるようだった。それこそ、のっぺらぼうの能面が、生身の人の顔より生き生きと感じられる。宗太は10歳。今後、孫と祖父には、きっと新しい関係が始まる。楽しく想像しているる。2024/02/24

3
小学4年生の宗太は、夏休み、母親と離婚した父親の祖父母の家に一週間行くことになった。古い日本家屋で、テレビもネットもない生活を新鮮に感じる宗太は、能面師の祖父から能や能面について学び、自らも面を打つ楽しさを知っていく。なかなか知ることのない世界を子どもの目線で、親しめるものとして描いているが、想像するのが難しいので、アンマサコさんの絵や付録の能面の写真がありがたい。職人の祖父の生き様や軽やかに生きる祖母がとても魅力的。 2024/01/21

読生

2
家庭環境は子どもを大人にさせてしまう。 実際の子どもはもっと大人かもしれない。 絵でもいい、能面でもいい、彼にとって集中できることがあったのは良かった。 素直に受け入れる心を持っていたことも良かった。 それはお母さんが生成で抑えて戻ってきたからなのかもしれない。 物事に打ち込む時間は、自分と向き合う時間でもある。 大切にしてほしい。 2024/04/14

ポラオ

1
●ホラーっぽいタイトルだけど、少年が夏休みに能面職人の祖父に新しい世界を教えてもらう話。この物語自体は心暖まる児童書だったけど、能に身も心も捧げさせられた少年の山藍紫姫子先生の耽美小説が人生ナンバーワン耽美なので、その小説への解像度が高まって良かった。2024/04/07

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