出版社内容情報
コウノトリのクレペタンとマレナは、１ねんじゅう、どんなときもいっしょでした。ある日、大けがをしてとべなくなってしまったマレナをのこして、クレペタンは冬をこすために南へとたびだちますが……。
実話をもとにした、遠い距離をつなぐきずなの物語。
内容説明
コウノトリのクレペタンとマレナは１ねんじゅう、どんなときもいっしょでした。ある日、大けがをしてとべなくなってしまったマレナをのこして、クレペタンは冬をこすために南へとたびだちますが…実話をもとにした、遠い距離をつなぐきずなの物語。
著者等紹介
レヴィス，キャレン［レヴィス，キャレン］ ［Ｌｅｖｉｓ，Ｃａｒｏｎ］
絵本作家。作品に『チャーリー、こっちだよ』などがある。ニューヨーク市立ハンター・カレッジで社会福祉の資格を取得。自身のワークショップをとおして、子どもたちの感情や想像力を育むことにも取り組んでいる
サントソ，チャールズ［サントソ，チャールズ］ ［Ｓａｎｔｏｓｏ，Ｃｈａｒｌｅｓ］
イラストレーター。作品に『チャーリー、こっちだよ』やニューヨーク・タイムズのベストセラーリストにも入った“Ｗｉｓｈｔｒｅｅ”などがある。空想好きで、小さな手帳にイラストを描きためながら、さまざまな国をわたり歩いている
いわじょうよしひと［イワジョウヨシヒト］
翻訳家。訳書に産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞した『うみべのまちで』など（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MI
83
2羽のコウノトリの実話。コウノトリのクレペタンとマレナはいつも一緒。ある日大怪我をして飛べなくなったクレペタン。マレナは冬を越すために飛び立っていく。あとがきでこのお話が実話であり、毎年2羽の再会し、マレナが老衰でなくなる19年間続いたことを知りました。コウノトリの習性をしり、とても温かい気持ちになりました。2023/11/11
yomineko＠ヴィタリにゃん
74
二羽のつがいのコウノトリ。雄がクレペタン、雌がマレナ。実話を元にしている感動的なお話。マレナが片方の羽根を怪我して飛べなくなった。いつもなんどきも一緒だったのにクレペタンは一羽きりで南の国へ旅立つ。。。しかし離れ離れになりながら、１９年もの間お互いを想い、再会して６６羽の子ども達を残した✨✨✨コウノトリを守りたい！という著者の思いが伝わる絵本。2023/08/30
陽子
32
読み終えた後胸が熱くなった。二羽のコウノトリ、クレペタンとマレナの物語。いつも仲良しだった二羽。しかし、マレナがある日、片羽を負傷してしまう。優しい人間のおじさんが保護してくれるが、季節が訪れてコウノトリのクレペタンは南へ渡り、マレナは北に残って離れ離れになってしまう。相棒がいない日々はさびしくつまらない。幸せを感じられない。しかし、小さな喜びを見つけては、再会した時に伝えようとする二羽。春が来て再会を果たす喜び。この物語が実話だったことを知り、心打たれずにはいられなかった。なんて美しく強い絆だろう！2024/08/30
ヒラP＠ehon.gohon
18
C事業所で読み聞かせしました。2023/07/18
みさどん
16
一生同じつがいのコウノトリが、片方が飛べず、渡りと共に別れと再会を繰り返す話。助ける人に恵まれて、ここではでき過ぎくらいの展開になっているけれど、あとがきを読んで何年も繰り返された真実だと、また感動する。産んだ卵は６６という夫婦だと、素敵なお話だった。あとがきが大事。2023/08/12
