出版社内容情報
いつも診察に大忙しのキダマッチ先生。今朝はめずらしく患者さんが来ないと思ったら、羽がいたいというミツバチや、背中の皮がつっぱっているヘビ、不眠症のタヌキたちがやってきて……。先生と患者さんとのやりとりが楽しいシリーズです。
内容説明
ひさしぶりにゆっくりと、朝ごはんを食べていたキダマッチ先生。しあわせな時間もつかのま、風といっしょに、さいしょの患者がやってきて…。
著者等紹介
今井恭子[イマイキョウコ]
広島県生まれ。日本文藝家協会会員。日本児童文学者協会会員。児童文学作家。作品『こんぴら狗』では第58回日本児童文学者協会賞、第65回産経児童出版文化賞産経新聞社賞、第67回小学館児童出版文化賞を受賞。「キダマッチ先生!」は初めての絵本シリーズ
岡本順[オカモトジュン]
愛知県生まれ。18歳で漫画家としてデビュー。現在は主に絵本作家、イラストレーターとして活躍。絵本『きつね、きつね、きつねがとおる』(ポプラ社)で第17回日本絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
62
キダマッチ先生⑥久しぶりにゆっくりジャムしパンを堪能ていたところに患者。羽が痛いミツバチ。診断書を書いてあげるが診療代は未払い。脱皮に失敗したヘビからはしっかり徴収。不眠症のたぬきのむすめさんを寝かしつける▽包帯で口をぐるぐる巻きされたヘビが可愛い。表情豊かな生き物たちがとても魅力的。先生ヘソ無いのにねw2021/10/22
ケ・セラ・セラ
23
表紙を見て、危うし⁉︎ キダマッチ先生ピーンチ‼︎ 今回の患者はヘビ。こりゃヘソを曲げるなんて生易しいもんじゃありませんよ。危険極まりない治療。嬉しいこのシリーズ。岡本順さんの絵がサイコーで、キダマッチ先生大好き♡2021/10/05
おはなし会 芽ぶっく
17
いつも忙しいので、大好きなジャムパンを美味しそうに食べる先生から始まる。患者さんが来ない日もあるのかな?と思っていたら、先生の噂(腕の良さ)を聞きつけ、今回はミツバチとヘビの来院。ヘビの舌が先生に迫ってきて、先生ピンチ!2021/09/14
mntmt
12
たしかに、カエルにはヘソがない。🐸2021/11/22
菊蔵
4
今、刊行されている絵本で一番好きかもしれない大のお気に入りの「キダマッチ先生」シリーズ、待望の最新刊を読む。相変わらず丁寧に描かれたイラストに、ちょっと脱力してしまう内容。生き物たちの表情の喜怒哀楽が、強いデフォルメなく写実的に描かれていて、激しい出来事はないけれども、くすぐられる描写に今回もとっても癒されました。マイペースな先生とマイペースな患者たちの日々が本当に愛おしい。今回は街で暮らす先生の奥様の描写はなかったなあ。きっと元気一杯、華やかなオシャレ暮らしを満喫していることでしょう。続き楽しみ♪2021/10/12