出版社内容情報
「このごろ、とうふ屋のかまがぬすまれている」そう聞いたとうふ屋の主人は心配で、かまの中で寝ることに…。その晩、何も知らないどろぼうがかまをぬすみ出しますが……。落語「釜盗人」が絵本になりました。落語のおおらかな世界を思い切り笑って楽しめます。
内容説明
「このごろ、とうふ屋のかまがぬすまれている」そう聞いたとうふ屋の主人は、しんぱいでかまの中でねることに。なにも知らないどろぼうたちは、かまをぬすみ…。なんでこうなるの!?笑えるどろぼうの落語絵本!
著者等紹介
桂文我[カツラブンガ]
三重県生まれ。1979年桂枝雀に入門。1995年四代目桂文我を襲名。現在、年間300回程の落語の高座をつとめる。全国各地で「桂文我独演会」「桂文我の会」を開催。また、子ども向きの落語会の「おやこ寄席」も開催している
たきやまようこ[タキヤマヨウコ]
東京生まれ。文化学院卒。絵本作家。「ゆうたくんちのいばりいぬ」シリーズ第1集(あかね書房)で講談社出版文化賞絵本賞、「りっぱな犬になる方法」(理論社)で産経児童出版文化賞推薦、「じんぺいの絵日記」(あかね書房)とともに路傍の石幼少年文学賞など、受賞多数。また、絵本作家アンドレ・ダーハンの作品に文章を書いたり、翻訳の分野でも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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☆よいこ
71
絵本。豆腐屋の釜が盗まれる事件が頻発している。豆腐屋の主人は心配して「ほな、かまの中でねることにしよう」と釜に布団と枕を入れぐっすりと眠る。泥棒がやってきて、釜を担いでいく▽まぬけなどろぼうコンビのやり取りが面白い。どうして豆腐屋の釜を盗むのか、理由の説明は無し。最後の落ちがさすがの落語。2023/05/18
Smileえっちゃん
46
桂文我の落語本。まぬけなかまどろぼう。この頃、豆腐屋のかまが盗まれていると聞いて「うちのかまも心配や」と釜で寝ることに…何も知らない二人の泥棒。かまどを盗み出すが、二人の掛け合いも面白いです。オチも面白いですね。絵もわかりやすく良かったです。落語で聞くのも面白いでしょうね2023/07/14
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
43
あ~、面白かった。泥棒二人組の掛け合いが漫才みたいだし、豆腐屋の主人のちょっと抜けた所がツボでした。落語「釜盗人」を絵本にしたもの。2023/06/23
たまきら
42
読み友さんの感想を読んで。この小話は知らないなあ、おもしろ~い。へっつい幽霊とか、たがや(オチひどいけど)は知ってたけど…。豆腐系で言えば甲府いもいいよなあ…は~久々に文楽さんのCD聞きたくなりました。2024/01/10
ぼりちゃん(旧 aiaimo`olelo)
31
なんてまぬけな泥棒でしょうか😂絵もかわいいし落語絵本として1人で楽しむ分にはとても良い絵本。でも、読み聞かせ絵本として読むにはかなり難しい絵本でした。息子を笑わせることができなかったよチクショー🤣 でも子にとって「落語」なるものがある と知ることができたのは良かったな。 最後に待っている、泥棒以上におまぬけなオチにはクスっと来ます。 8歳2023/07/27