アネモネ戦争

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アネモネ戦争

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  • サイズ A4判/ページ数 40p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784776409816
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

内容説明

ひとりの少女がかかげるもの―それは、小さな「のろし」。のろしとは、たいせつななにかを、伝えるための合図。風にのって飛んでいくアネモネの種のように、声は旅をし、だれかにとどき、そして「呼びかける声」は、つながり、すこしずつふえていく…。

著者等紹介

上村亮太[ウエムラリョウタ]
美術家。1959年、兵庫県神戸市生まれ。モノクロの抽象画を中心に制作していたが、阪神淡路大震災を経たある日、枯れかけたクリスマスローズの群生を見たことがきっかけで具象画を描くようになる。『アネモネ戦争』は、2008年に制作したアートブック作品『アネモネ戦争』をもとに、そのメッセージを絵本として創作しなおし、描きおろしたものであり、初の絵本である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

207
上村亮太「アネモネ戦争」普及版出版記念展@ギャラリー島田(神戸ハンター坂)にて。無意味な戦争と意味深い反戦が、優しく力強く信念を持ったタッチで描かれます。アネモネはギリシャ語で「風の娘」。戦争のない世界を願う心が種のように風に乗って広がっていけばいいと思わせます。大人の心にも美しい花を咲かせる絵本です。2020/11/12

ヒラP@ehon.gohon

25
アネモネの伝播と独占欲が産み出した戦争と荒廃、アネモネという花とメッセージ性の強い内容に刺激されました。 アネモネの由来を調べてみると、原生は書かれている通り地中海、意味も風の娘との事、十字軍によって拡がっていってとの記載も見つけたので、本当に戦争と関わりがあったのでしょうか。 花言葉には「愛」という文字があり、幸せに通じそうですが、毒性があるということです。 そんな事を知ってみると、この「アネモネ戦争」は、深みと存在感を増しました。 2020/12/20

anne@灯れ松明の火

25
新着棚で。タイトルと美しい花、そして、のろしを上げる後ろ姿の表紙が気になって。初めは、アネモネという花について、語られる。美しい絵が続き、穏やかな気持ちになる。アネモネって、タンポポのように、種が風に運ばれるんだね。ところが、昔話のような話が始まると、雰囲気は一転。欲張りな王様の登場で、タイトルの「戦争」が始まる。人々は黙り込む。しかし、やがて……。全く想像していなかった話で、余計に心に響いた。「風の娘」アネモネが優しく咲く世界、皆で愛おしむ世界であってほしい。上村さん初の絵本だそうだ。次作にも期待!2020/10/31

kayo

21
透き通るような白い花びらのアネモネが描かれた明るいパステルカラーの表紙に、よく見るとのろしをあげる女の子の後ろ姿が。ある国の王様が自国だけの美しいアネモネを作らせますが、綿毛で種が遠くに飛び立ち外国でも咲いてしまいます。独占欲の強い王様がそれを許さず戦争を起こします。圧せられた人々がのろしを上げ、平和、自由、美しいものの共有する心を広げます。アネモネは「風の娘」という意味からなる名前だそうです。誰もが風のようになにものからも解き放たれた世界であるため声をあげよう。2023/08/10

りらこ

20
所有欲、帰属意識。 小さな単位で考えているうちはまだ可愛いかもしれないそんな意識が肥大していくと、戦争になる。 風の娘であるアネモネは、そのような枠に囚われないはずの存在。 だからなのか、アネモネを巡って起きてしまう戦争。 人々は、いつのまにか巻き込まれ、それが始まったことすら実は気がつかないほどの、社会の変化と影響。それに気づいて抗う人たち。 それもまた風が届けていく。 子どもたちには難しいかもしれない。 でも心のどこかに、小さなタネを持って欲しい。そんな願いを読みながら感じた。2020/09/04

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