感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
167
一緒に旅をしませんか。友だちのカエルに声をかけたのに、聞こえなかったのか届かなかったのか、水面を見つめているリス。待ちわびて眠りについて流されて。ひとりで行きたいわけではないし、どこか宛があるわけでもないし。たぷんたぷんたぽん、水の音に耳を傾けても何も聞こえてこない。穏やかな風が起こそうとするんだけど、深い森の中で目を覚ましもしない。このまま誰も知らない遠いところまで行ってしまうのかな。川の広さや深さは増して霞んでいく。もう一度、声をかけてごらん。夕暮れの切なさに爽やかな風が吹いてくれるかもしれないから。2023/02/04
starbro
164
タイトルと表紙絵に魅かれて読みました。絵が淡く美しく、これからの季節に相応しい絵本です。りすとかえるが何故仲良しなのか良くわかりませんが・・・ 我が家ではシマリスを飼育しています🐿🐸🐿🐸🐿🐸 https://silentphase.blogspot.com/2020/05/blog-post.html2020/05/27
シナモン
142
りすとかえる、小さいものたちの何気ないささやかな一日。余白を残しブルーを基調とした爽やかで柔らかなタッチの絵に心癒される一冊でした。うえだまことさんの絵、もっと見たいな。覚えておこう。2020/10/23
keroppi
70
梅雨になると、近くの図書館ではカエル🐸の絵本が並ぶ。この絵本ではカエルくんはリスくんとお友達。水の流れと小さなふね。二人のやりとりに癒される。ふねに乗ってどこに旅するんだろう。私も旅に出たいなぁ。2022/06/20
Natsuki
58
ベタ塗りではなく、ランダムに描かれた様々な淡い青が美しい。カラーの水墨画みたい。色をつけていない白が活きている。不思議と心落ち着く絵。りすくんとかえるくんののんびり具合も微笑ましい。2021/07/14