内容説明
ジムがめをさますと、しっぽがはえていました。ライオンになったジムは…ママをたべちゃった!まちのひとも…ごっくん!それでもおなかは、ぐーぐーぐー。もっとたべたがるのです。いったいジムはどうしちゃったんでしょう。
著者等紹介
スナイダー,ローレル[スナイダー,ローレル] [Snyder,Laurel]
1974年アメリカのメリーランド州ボルチモア生まれ。テネシー大学を卒業後、アイオワ大学のアイオワ・ライターズ・ワークショップで学ぶ。出版社勤務を経て、詩や児童文学、絵本の創作を手がける
グルーンインク,チャック[グルーンインク,チャック] [Groenink,Chuck]
北オランダで少年時代を過ごし、オランダのカンペンにあるアート・インスティチュート・ビジュアル・アーツのイラストレーション学科を卒業。2010年にアメリカのオレゴン州ポートランドに移り、現在はニューヨーク州シラキュース在住
木坂涼[キサカリョウ]
詩人、絵本作家。絵本の翻訳もてがけ、クリス・ホートン作『どうするジョージ!』で第62回産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
anne@灯れ松明の火
34
新着棚で。ある朝、突然、ライオンになってしまったジム。パンケーキより、ママが食べたいって……! 私はよくわからなかったけれど、皆さんの感想によると、センダックが好きな人だと面白いらしい。2019/11/12
ゆか
27
最初読んだ時は、シュールすぎて、理解できなかった。センダックに捧げるとあったので、かいじゅうたちのいるところを再読。そのあと読みなおすと、ああなるほど、そういうことかと少し理解できます。かいじゅうたちのいるところで「おねがい、いかないで。おれたちはおまえがすきなんだ。たべてやるからいかないで」とあります。ジムがお母さんや町の人達を食べてしまったのは大好きだから?でもくまを食べたあとには、ジムはみんなを吐き出します。うーん、やっぱりわからない。意味なんてないのかな。大好きだから食べる事のオマージュ作品かな。2019/12/23
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
25
ライオンの話かと思ったら、ある朝突然ライオンになってた男の子ジムのおはなし。動物は本能に従って生きているけれど、「食べたい」本能と、抑制しようとする心が追いつかないと焦りますねぇ。色々楽しいところもあり、ラストもそれを!?と驚きましたが、亡きモーリス・センダックに捧げるオマージュ作品とかいてあり納得。奇想天外なおはなしでした。「よく噛んで食べなさい」を守っていたらNGでしたね(笑)2020/01/18
ふじ
21
非常にびっくりする展開にめくるページが止まらなかった。読み聞かせで幼児や低学年に読んでも盛り上がりそう。ある朝いきなりライオンになっていたビルはどうにもこうにもお腹が減っていて…いったいこのストーリー何の暗喩だったの!?それともただの楽しい話で意味なんてないの!?2022/08/27
ゆ
10
ある日起きたらライオンになっていたぼく。おなかがすいてすいてたまらずお母さんやまちの人達を食べてしまう。 ちょっと不思議なストーリー。2022/02/19