内容説明
カエルノのキダマッチ先生は、ひょうばんの名医です。つばさのやぶれたコウモリに、しもやけのキリギリス、しっぽがこおったトカゲのおくさん…先生は今日も大いそがし!
著者等紹介
今井恭子[イマイキョウコ]
広島県生まれ。日本児童文学者協会会員。児童文学作家
岡本順[オカモトジュン]
愛知県生まれ。18歳で漫画家としてデビュー。主に絵本作家、イラストレーターとして活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
53
キダマッチ先生② 1巻では子ウシに飲み込まれた先生が、今度は患者を食べちゃった話。カエルの食事事情はそりゃ色々あるよね。気に病んでジャムパン食になるって、真面目だな。とても優秀な医者なのにどこか憂いのあるキダマッチ先生。これ子供向けかい?2018/10/27
わむう
27
キダマッチ先生がベジタリアンになった経緯が書かれています。派手好きな奥さんは相変わらず都会へ出たまま帰ってきません。擬人化されたお話ではなく患者に対して食欲が湧いてしまう弱肉強食のリアリティが大人向けで面白いです。2019/11/01
ほんわか・かめ
22
キダマッチ先生にそんな過去が…!! 相当ショックを受けただろうなあ。それにしても冬でも患者さんが絶えないなんて、冬眠もおちおちできませんね。うん、第一巻より面白かった! みつくろう、まんざら、など言葉の世界も広がりそう。2020/06/25
りらこ
21
何という!なんという!カエルのキダマッチ先生のカエルらしさと医師らしさの混在。副題が何しろ「先生 かんじゃをたべちゃった⁉︎」な訳ですよ。嘘じゃなかったんですよそしたら。しかもその後の展開のスリリングなこと。絵がとても良いので、柔らかくシュール。春になるまでキリギリスととかげの奥さんと、カエルのキダマッチ先生、ぐっすり眠ってちゃんと春を迎えられるのか心配でなりません。そこで終わってるし。ナンセンスで面白すぎますよ。2020/09/10
カタコッタ
19
患者に食べられてしまったキダマッチ先生、実は患者さんを間違えて食べてしまったこともあるのです。大きな木の幹に住んでいる居心地良さそうなお家では、ゆっくりする暇も無い。少し働きすぎですね。ひとりベッドで休む先生。お願い、奥さん、早く帰ってきてください!大人のためのお話でもありそうです。 2019/06/15