内容説明
イジーのはつめいするきかいは、びっくりするほどすてきなマシン。でも、しっぱいもしょっちゅう。あるひ、けがをしたカラスとであったイジー。なんとかしてあげたくて、いっしょうけんめいかんがえます。
著者等紹介
ジョーンズ,ピップ[ジョーンズ,ピップ] [Jones,Pip]
ロンドン在住の作家、編集者、コラムニスト。2人の娘の母となり、育児日記や子どもの本を多く手がけるようになる
オギルヴィー,サラ[オギルヴィー,サラ] [Ogilvie,Sara]
スコットランド生まれのイラストレーター、版画家。エジンバラ芸術大学を卒業後、デザイン、出版、広告関係の仕事で活躍し、数々の賞を受賞する。2006年から絵本の絵も描きはじめる。イングランドのニューカースルに住み、絵本制作のかたわらイラストレーションやグラフィックデザインを教えている
福本友美子[フクモトユミコ]
公共図書館勤務を経て、児童書の研究、評論、翻訳などに携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mug
37
表紙の女の子が、妹の小さい頃と重なって 思わず手に取った一冊。 失敗は しょっちゅうだけど、 発明大好きなイジー。 ある日、怪我をしたカラスに出会い “飛べないカラスが 楽しいことって なんだろう” と考え始める。 そして… 『つくればいいんだ、 あたらしい はね!』 誰かのために動くこと。 諦めずに続けていくこと。 その大切さが伝わってくる絵本だった。2022/10/09
chiaki
30
発明大好きなイジーは、ないものなんでも工作しようとする長女に少し似てる。イラチですぐ怒り出す所もそっくり!失敗続きでも、何度も何度も改良を重ねて発明品を生み出すイジーの諦めない精神と、ものづくりの楽しい気持ちをこの本から感じてくれてるといいな。イジーを支え励ますおじいちゃんのように、私もならなきゃだなー。最後のオチに娘は気付いてなかったみたいだけど、翔べないカラスのために試行錯誤を繰り返す所、とても楽しんで聞いていた。2020/06/23
メープル
15
おうちで、色々発明してる(?)娘に読み聞かせ読み聞かせ。この子みたいに、色々描いたり作っては、うまくいかず怒っちゃう所そっくり(笑)おじいちゃんのいうことを聞くところも似てほしい( *´艸)諦めなければいつかきっとうまくいく!!色々な所からの部品数あつめも面白い。2022/08/23
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
発明が大好きなのに失敗ばかりのイジー。ある日ケガをしたカラスを拾って、何とか飛べるようにあれこれ発明しますが…。失敗しても諦めないように励ますおじいちゃんのさらりとした言葉が、熱くなっているイジーを見事に冷まします。2022/04/23
遠い日
11
失敗は成功のもと。発明が大好きなイジーでも、失敗続きは大凹み。それを励ますじいちゃんがよい!飛べないカラスのために、ああでもないこうでもないとアイデアをひねり出すイジー。払った代償は大きいが、自分のしたことの責任はちゃんと取れる子だよね!これを促すじいちゃんがこれまた、よい!2018/07/21