内容説明
ホッキョクグマは北極海とその周辺の島や大陸の、氷と雪の上で生きている。寒い寒い、はいた息もこおるような北のはてにくらしているのに、ホッキョクグマの体温は、わたしたちと同じくらいなんだって。体はどうなっているの?毛は?食べ物は?子育ては?実際はほとんど目にすることのない野生のホッキョクグマをこどもの目でたのしくつたえます。
著者等紹介
デズモンド,ジェニ[デズモンド,ジェニ] [Desmond,Jenni]
アングリア・ラスキン大学のケンブリッジ・スクール・オブ・アートにて、子どもの本のイラストレーションを学ぶ。コラージュや色鉛筆、水彩などをつかった独特の手法で、美しく魅力的な作品を生み出している。デビュー作である“Red Cat,Blue Cat”は、2013年ケンブリッジシャーの“Read it Again”絵本賞を受賞した
福本由紀子[フクモトユキコ]
甲南女子大学英文学科卒業後、英国レディング大学にて児童文学を学ぶ。武庫川女子大学で英語・児童文学を講じる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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♪みどりpiyopiyo♪
44
ステキな絵本に出会いました。大好きなシロクマさんのお話、北極の絵本で涼をとったよ♪ ■本の中の女の子が、私達と同じ絵本を読んでいるという設定が楽しくて。まるで私達も絵本の中で遊んでるみたい♡ ホッキョクグマは どんな暮らしをしているの? からだはどうなっているの? 毛は? 食べ物は? 子育ては? ■なかなか目にすることの出来ない野生のホッキョクグマを、子供の目線で楽しく伝える良いご本でした (ღ′◡‵) (2016年)2018/08/16
☆よいこ
30
30×25cmの大型絵本。女の子がホッキョクグマについて説明してくれる体の科学絵本。意外と首が長いこと、冬眠はしないけど眠るのは好きなこと等ホッキョクグマの生態がよくわかる。絵がイイ。読み聞かせしてみたい。2018/05/14
kanata
25
「海のクマ」とも呼ばれるホッキョクグマ。生態や置かれる状況を子どもたちに分かりやすく伝える絵本。明確なメッセージに心打たれる。ホッキョクグマについて物知りになれるし、何より絵があったかくてほっこり。年齢は、歯にある「木の年輪のようなもの」で分かる。重要なアザラシの狩りは20回に一度しか成功しないが、そこから脂肪や水分を得られる。脂肪があれば泳いでいても浮くことができるし、母は子に脂肪たっぷりのミルクを飲ませられる。アザラシを食べた後、血で汚れた顔や足は、氷の上の雪でごろごろして落とす。体温は人間に近い。2018/06/09
あおい
22
ホッキョクグマの体の特徴、食べ物、子育てなどとても詳しく描かれています。ホッキョクグマの子どもってもふもふでとてもかわいい。2018/11/10
ヒラP@ehon.gohon
22
星野道夫さんの展覧会を見て、星野さんの写真集とともに気になった一冊です。 写真や動物園、テレビの動物番組で知っているつもりでいたホッキョクグマの、知らなかったことがいっぱい書かれていて、とても興味のある絵本です。 地球の環境破壊の犠牲者にしてはいけないと、環境のことも考えさせられました。 久々に中学年以上に読みきかせしたい絵本です。2018/05/06