著者等紹介
マッキー,デビッド[マッキー,デビッド] [McKee,David]
1935年イギリス南デボン州生まれ。美術学校在学中から風刺漫画の仕事を始め、卒業後には雑誌「パンチ」や新聞などに絵を描く。1964年に初めての絵本『TWO CAN TOUCAN』を出版。代表作『ぞうのエルマー』は、20か国以上で出版されている。また絵本のほかに、アニメーションの制作などにも取り組んでいる。南フランス・ニース在住
きたむらさとし[キタムラサトシ]
1956年東京生まれ。1979年にイギリスに渡り、数年後より絵本を作り始めた。ハーウィン・オラム氏とのコンビでつくった『ぼくはおこった』(評論社)でマザーグース賞、絵本にっぽん賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
63
娘の「ゾウの絵本が読みたい」リクエストに応えて。エルマーが、ゾウのかけっこを審判するお話。9頭のゾウがレースに挑み、混戦の中、未知に迷う者、不正な手段を使う者、怪我したライバルを気遣う者と、様々な性格が明らかになっていく。最終的にレースを制したのは青のゾウだが、他のゾウたちにもなんやかや理由をつけたメダルが贈られる。エルマーの言葉「勝ち負けも大事だけど、どんな走り方をするかも大事だからね」が本書のテーマだけど、一様にメダルをぶら下げたゾウが並ぶシーンにはちょっと違和感。2016/07/31
mug
43
それぞれ好きな色を体に塗って、ぞうたちが競争。 さて、速いのは誰だ? 私の好きな黄色を応援していたのに、 黄色のぞう、性格悪すぎる~💦 足を引っ掛けて転ばせるとか… 信じられない😵 無事みんながゴールし、表彰式が始まる。 1等2等にはもちろんメダル✨ 他のみんなにも、それぞれのメダルが渡され 「みんな おめでとう。」😊 それぞれに良いところや頑張ったところがあり… というお話なのかな?と思いつつ、 〈ちょっと うんがわるかったメダル〉ってどうなの?😂2022/05/02
たーちゃん
20
息子は「こんなにいっぱい違う色のぞうがいるー!」と言い、大好きな緑色のぞうを心配していました。2022/02/27
遠い日
10
エルマーの世界が安心できるのは、誰をもひとりぼっちにさせないやさしさがあるから。たとえ、ずるいことをする仲間がいても、追いつめてのけものにせず、自然なかたちで反省を促す。そういう余裕がこの平和で楽しい世界観を生む。2016/07/01
いっちゃん
9
競争するけど、みんなにメダル。なんだかうるさい学校教育みたいだな。2016/07/01