内容説明
この本には、1から10までの数の動物がえがかれています。もし、そこにいるのが、世界に残った最後の5頭のゾウ、最後の4頭のトラだとしたらどうでしょう…野生動物たちは、いま確実に、数が減っています。そんな動物たちに出会いその数をかぞえながら、動物や命について考えてみてください。
著者等紹介
コットン,ケイティ[コットン,ケイティ] [Walton,Stephen]
オックスフォード大学で英語を勉強し教育の仕事にたずさわる。その後、絵本作家および編集者となる。ロンドン在住
ウォルトン,スティーブン[ウォルトン,スティーブン]
独学で絵の技術を身につける。作品は、国立野生動物アート展などのイベントで入賞。イギリスのマンチェスターにあるベリー・アート美術館で働き、専属のカメラマンとして展示案内やイベント用の写真をとる
木坂涼[キサカリョウ]
詩を書くことをきっかけにして児童書の世界に入る。翻訳絵本に『どうするジョージ!』(産経児童出版文化賞翻訳作品賞受賞、BL出版)ほか多数
岩城義人[イワジョウヨシヒト]
高校卒業後、音楽を勉強するために渡英。帰国してからは、読書好きが高じて翻訳学校に通うことになり、児童書から文芸書、映画などの翻訳を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パフちゃん@かのん変更
79
ライオン1頭、ゴリラ2頭、キリン3頭・・・と続く絶滅危惧種の絵本。絶対白黒写真に見えますがこれで絵なんです。絵を描いたウォルトン,スティーブン氏は独学で絵の技術を身に付けられたのだそうで素晴らしいです。毛の一本一本目の輝き、絶対本物に見えます。そしてこれらの動物が絶滅の危機に瀕している。説明文はあまり小さい子向きじゃなくて振り仮名も少な目。動物好きな少し大きい子、あるいは大人を読者に想定しているのかもしれない。海の中を飛ぶように泳ぐウミガメの絵が印象的でした。2016/04/22
takaC
69
保全状況の現実に気持ちが沈んだ。ライオン:危急(絶滅する危険性が高い)、ゴリラ:危機(絶滅する危険性が非常に高い)、キリン:低懸念(絶滅の危険性が低い)、トラ:危機(絶滅する危険性が非常に高い)、ゾウ:危急、エチオピアオオカミ:危機、ペンギン:準絶滅危惧(環境の変化によっては絶滅の危険性がある)、ウミガメ:危機、コンゴウインコ:低懸念、シマウマ:低懸念2016/07/23
mntmt
27
読友さんの感想から。大型絵本。写真かと思うほど完成度が高い絵に感嘆する。すごい迫力です。力強く訴えかけてきます。2016/05/01
らる
23
一瞬私も写真だと思いました。しかしこれらは全て一枚の絵。その毛先の一本一本まで細かく魂が込められていて、大変刺激を受けました。一体どのくらいのサイズのものにどのくらいの時間を使って描いているのだろうか…とても気になります。2016/04/16
花林糖
21
(図書館本)絶滅危惧種の動物達が描かれている。緻密に描かれた絵の迫力が凄い。ペンギンとシマウマの絵がお気に入り。2016/05/10