内容説明
かつておとこのこがどんぐりをつちにうめました。やがてめをだしおおきくなった木はうつりかわっていくひとびとのくらしをみまもりつづけます。
著者等紹介
カラス,G.ブライアン[カラス,G.ブライアン] [Karas,G.Brian]
アメリカ・コネティカット州生まれ。こどもの絵本を数多く手がけている
いしづちひろ[イシズチヒロ]
石津ちひろ。1953年愛媛県生まれ。『あしたうちにねこがくるの』(講談社)で日本絵本賞、『なぞなぞのたび』(フレーベル館)でボローニャ児童図書展絵本賞、『あしたのあたしはあたらしいあたし』で三越左千夫少年詩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
39
木が家の片隅から生い茂っている…そんな不思議な古い家を借りている家族だからでしょうか、娘は大きな木が大好きです。…でも、ちょっと考えてみれば、みんな大きな木が大好きだったはず。木登りしたり、木陰で休んだり。お花を楽しんだり。落ち葉の山を作ったり。だからやっぱり、こういう本が人気なのかもしれない。娘が楽しそうに読み、「オカンも読んでみたら?」と下げてくる。ゆっくりと確実に育っていく。生きてるってすごいな、ということを思わせてもらえる本でした。2019/11/22
たーちゃん
27
どんぐりを土に埋めた男の子。その木が長い年月をかけて大きくなる。周りの人間の生活も変わっていく中で変わらずにあるその木を見て息子は「今度〇〇くんがどんぐり埋めるからね」と言っていました。2022/06/11
anne@灯れ松明の火
26
南の南の隣市、新刊棚で。訳は、いしづちひろさん。埋めたドングリが芽吹いて、いつしか大きな大きな木に成長。どんどん発展する周りの街の様子に、『ちいさいおうち』のような展開か?と心配したが、そうではなかった。でも、別の形の災難が……! 最後にはホッとできて、良かった^^2015/12/01
mntmt
25
いっぽんの木のそばで…時が流れる。時代が変わる。ロマンだなあ。こういう絵本が読みたかったんだ。私がたまに行く鎌倉にある古い木の下で想像していたようなことが描かれていました。原題:As an oak tree grows 作者名:G.Brian Karas2015/12/27
izw
21
男の子が夏に植えたドングリから1775年に芽を出したオークの木が2000年に雷が落ちまっぷたつに裂けるまで、25年ごとにオークの木の変化、周囲の変化が描かれている。最初に「ピート・シーガーをしのんで」とあるが、どんな関係があるのだろうと気になる。2015/09/27