内容説明
ちいさなその手をのばしてごらん。さあ、手と手をつないでふたりでいっしょにでかけよう。ドイツで注目の絵本作家が描く心あたたまる絵本。
著者等紹介
スペアリング,マーク[スペアリング,マーク] [Sperring,Mark]
イギリスのバース・アカデミー・オブ・アートおよびカンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツで学び、グラフィックデザインや印刷、販売など、本に関わるさまざまな仕事に携わる。のちに自らも執筆を手がけるようになり、現在では多数の子供向けの本を出版している。ブリストル在住
テッケントラップ,ブリッタ[テッケントラップ,ブリッタ] [Teckentrup,Britta]
ドイツのハンブルクで生まれる。ロンドンのセントマーティンズ・カレッジおよびロイヤル・カレッジ・オブ・アートで学び、絵本作家として活躍。テキスタイルや雑貨などのデザインも注目されている。これまでに制作した絵本は80冊をこえ、20カ国以上の国々で出版されている。ベルリン在住
三原泉[ミハライズミ]
宮崎県生まれ。東京大学文学部卒業。出版社勤務をへて、英米児童文学や絵本の翻訳などを手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
130
熱くても寒くても、手と手をつないでいれば安心。雨が突然降ってきても滴がきれい、やんだら空に虹がかかるかな、そんな爽やかな気持ちにさせてくれる。見上げてごらん、木がさわさわと風が吹いている。どこからかさえずりが聴こえてくるよ。一緒に歩いていこう。原題は、Your Hand in My Hand.表紙の絵、手と手をつないで、もう一方の手のやわらかな葉っぱが物語の中で染まり、季節のうつろいがゆっくりと進んでいく絵本。ちいさな手、あたたかな手。彩りの落ち葉、ふわふわの雪、手から手へとやさしさが伝わり、心やすらぐ。2025/10/18
keroppi
61
図書館にて。この二人は親子かな? 誰かと手をつないでいたら、幸せになれる。誰かと一緒に生きていくことの楽しさ。2019/04/13
モリー
59
「大人か絵本を読むと解釈しようとする」とおっしゃる方がいますが、テッケンントラップさんの絵本は特に解釈したくなってしまいます。今回もあれこれ深読みしてしまいました。子供の頃の自分がこの絵本を読み聞かせしてもらったらどう感じるだろうかと想像しながら読んでみたのですが、やはり私は大人になってしまったのだと自覚しました。子供に戻って再会したい絵本でした。2019/12/08
anne@灯れ松明の火
33
新着棚で。大きいネズミと小さいネズミが手をつないで、日常の中での冒険へ♪ 親子だろうな?と思いながらも、はっきり書いてないので、自分と姪をイメージ。こういう読みもできるように、書いてないのかな? 手をつなぐって、いいよね^^ 絵は貼り絵かな。オシャレで、センスがいい。でも、動物たちに表情がある方がいいようにも思った。2016/03/06
とよぽん
30
ブリッタ・テッケントラップさんの絵。作者はM・スペアリング。図書館の配架では、絵本の文を作った人の名前で並べられるので、テッケントラップ目当ての私にはこの本は出会うことが難しいはずだった。けれども、今日は縁があったのか、手にすることができた。親子のようで、親子とも友達とも恋人とも書いてない。読み手の好きなように、ということだろう。温かい気持ちと、安心を与える絵と文だ。2019/11/19




