内容説明
オウムのパトリシオは、とりかごで、しあわせにくらしていました。けれど、あるひレナータというちいさなオウムから、森にさんぽにいこうとさそわれ―かぎのかかったとびらが、ひらかれたそのすきに、パトリシオはおもいきってとびたちましたが…。
著者等紹介
市川里美[イチカワサトミ]
岐阜県大垣市生まれ。『春のうたがきこえる』(偕成社)で講談社出版文化賞絵本賞、『はしって!アレン』(偕成社)で第28回サンケイ児童文化賞美術賞など、受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いっちゃん
10
生き物を飼う時、餌をもらって危険な目に合わないのが幸せなのか、危険は伴うけど、やっぱり外がいいのかなって考える。でも、こんな本を読むと、かごの鳥は自由が一番。鳥は特にね。2015/07/16
遠い日
4
市川さんらしい、自然と生きものを扱った本。飼い鳥のオウム、パトリシオが魅力的な誘いにのって飛び込んだ自然の森。そこで生きる鳥たちとの違和感。飼い鳥には飼い鳥の生き方しかできないのかという問いかけと、自発的な選択と。森で生きていくのは、多くの危険を伴うという学習。しばらくは冒険が続くと予想させるラストが力強い。2014/11/15
憩子
1
市川里美さんの絵本。鳥籠で飼われていたオウムは籠を飛び出し森へ。はじめは森の鳥たちに受け入れてもらえなかったけれど…。2022/05/04
kokotwin
1
飼われていたおうむのパトリシオは、偶然訪れたお客様のレナータとの出会いで、運命が変わる。初めての森はとっても魅力的だっただろうけど、不安もいっぱいだっただろうなぁ。でもレナータと再会することができ、一安心。 森で住む鳥たちとも最後には仲良く慣れて、きっと幸せな生活を送るんだろうなぁ。 この本の絵も本当に素敵でした。2018/06/03
EDX
1
鳥かごで飼われていた鳥が森まで飛んで行けるとは思えないなあ なんて読んでいましたが、実際 野生化したインコなどもいるときくし あるのかなあとか そんなことを考えながら読んだ。2016/11/14
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