内容説明
「いらっしゃいませ!」「こんにちはー」ここはもりのおくのきりかぶホテル。きょうもたくさんのむしたちがとまりにやってきます。カメムシ、カブトムシ、テントウムシ…。そこへ、フンコロガシもやってきて…。いったいなにがおこるのでしょう?さあ、いっしょにホテルをのぞいてみましょう!
著者等紹介
きねかわいつか[キネカワイツカ]
杵川希。1981年生まれ。大阪府出身。服飾、出版関係、ホテル業などの仕事を転々とし、『むしサッカー はらっぱカップ』(教育画劇)で作家デビュー。現在、山梨県で、妻と息子と3人で暮らす
近藤薫美子[コンドウクミコ]
大阪府生まれ。京都成安女子短期大学意匠科卒業。製菓会社企画室をすぐにやめ転々とせず、そのままフリー。日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mug
41
これは! 大好きな細かい絵♡ ホタルのライとレイが経営するむしホテルは、 今日も大盛況✨ フンコロガシさんの荷物、大きすぎる😂 ミツバチたちが頑張って運んでいるけれど、大丈夫? と思ったらトラブル発生💦💦 ドキドキからの感動あり♡ 読み終えてすぐ、伏線探しの2巡目をしたくなる絵本♪2022/06/29
たまきら
20
これは描いた人楽しんだろうなあ!とおもわずほほえんでしまいました。ページいっぱいに様々な虫たちの行動が細かく描きこまれていて虫が好きなおうちなら長々読みふけってしまうでしょう。お気に入りの虫さんもできると思います。オカンニッコリ。オトンとオタマさんは…あははどまりでがっかり。ちぇっ。2017/02/14
りーぶる
13
虫がたくさん出てきて、ちょっとだけ背中がぞわぞわ。いきなり感動巨編、みたいな終わりになって笑えました。(3歳6ヶ月)2020/01/10
遠い日
10
「むしホテル」シリーズ1。ホテルはこんなに大変な目にあっていたのか。それでも、お客さんたちに愛されるホテルらしく、みんなが力を合わせて立て直すことができたことが、すばらしい。近藤薫美子さんの細かな絵の細部も見落としてはならず、大変な緊張感で隅々にまで神経を張る。困難の中の喜ばしいエピソードが光るお話。2016/09/26
ニャーテン
9
虫たちが泊まるホテルとはいえ、お部屋もいろんなタイプありシェフもいて温泉付き、旅に行ったような気持ちになれて眺めているだけで楽しい。3歳5ヶ月の息子と温泉のカエルさんにずっと注目していたw各お部屋を追っていくと何回も新しい発見の驚きがありそう。アクシデントの暗闇の中にポッと明かりが灯るようなお話も、主役のホテルマンのホタルの特性を生かしているようで好感。何より一番最後の〈むしんぶん〉の記事の温かい読後感が心地よかったなぁ。2019/04/15