喜劇 レオンスとレーナ

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  • サイズ A4判/ページ数 49p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784776406396
  • NDC分類 E
  • Cコード C0097

内容説明

むりやり結婚させられるのがいやで逃げだしたレオンス王子。ところがお相手のレーナ王女も、親が決めた結婚にたえられず逃げだしていたのです。ドイツ文学の異端児、19世紀の劇作家ゲオルク・ビューヒナーの喜劇を、リスベート・ツヴェルガーが魅力的に彩ります。しゃれたイラストとともに、ゆかいな恋愛劇をお楽しみください。

著者等紹介

ビューヒナー,ゲオルク[ビューヒナー,ゲオルク] [B¨uchner,Georg]
1813年にダルムシュタット近郊で生まれた。23歳という短命ながら、ビューヒナーはドイツ文学史で異彩をはなつ存在。彼の戯曲『ヴォイツェク』『ダントンの死』は同時代の作品をはるかに超えて、現代演劇を先取りしている。革命的な政治活動のためにヘッセンの警察に追われ、チューリヒに逃げ、そこで学位をとってまもなく、チフスで亡くなった

ツヴェルガー,リスベート[ツヴェルガー,リスベート] [Zwerger,Lithbeth]
1954年、ウィーン生まれ。ウィーン工芸大学で学ぶ。古典童話や文学作品のすぐれたイラストレーターとして知られ、国際アンデルセン大賞を受賞。1977年処女作『ふしぎな子』(冨山房)

アマン,ユルク[アマン,ユルク] [Amann,J¨urg]
1947年、スイスのヴィンタートゥール生まれ。文芸批評家およびチューリヒ劇場の文芸部員として活動をはじめ、1976年から執筆に専念。散文、劇、詩、エッセイなどの作品はインゲボルク・バッハマン賞をはじめ、かずかずの賞を受賞している。40年以上にわたりすぐれた文学作品を生みだした。2013年に65年の生涯を閉じた

小森香折[コモリカオリ]
1958年、東京生まれ。ドイツ語教師をしながら翻訳と創作をはじめる。『ニコルの塔』(BL出版)でちゅうでん児童文学大賞と新美南吉児童文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

野のこ

30
児童の絵本ではなく外国の小説のコーナーで。装丁の雰囲気が幻想的で借りました。マーブルのコラージュがセンスよく絵と一体してて素敵。ゲオルク・ビューヒナーさんの絵をもっと見たくなりました。内容は単純ですが、セリフのユーモラスなリズムとくすっとする言葉遣いが楽しかったです。2017/12/22

ヒラP@ehon.gohon

23
絵本と言って良いのか、挿絵の少ない物語と言って良いのか、舞台劇を観る観客の絵の、見事さに騙されて、想像力を試されるような作品です。 登場人物の台詞が書き連ねられた作品の向こう側に、演じられている絵があるのでしょう。 とても、ユーモラスなお話のようです。 読者の力量を試されるような作品です。 とてもズルい「絵本」でした。2022/10/13

寧々子

12
劇を絵本仕立てにしたせいか、最初に「幕があく前に」と題したページに粗筋が披露されちゃってるのが面白い♪ ただ、台詞によって物語が進むのはいいのですが、台詞の量が多すぎるせいなのか、まったく絵がなく台詞だけのページが多々あったのが残念! アート性のあるリスベート・ツヴェルガーさんの絵が素敵だったので、もっと挿絵が欲しかったなぁ。 巻末に解説を読むことにより、一層この喜劇を深く味わえました。 時代背景や当時の流行りが、物語に影響を与えていたことがよくわかりました。2017/06/16

むらさき文鳥

3
ツヴェルガーさんの挿絵を見たくて図書館で借りた本。コラージュが効いていて穏やかで美しい絵。2017/06/17

はぴたくぽん

2
図書館本。2017/04/18

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