内容説明
むりやり結婚させられるのがいやで逃げだしたレオンス王子。ところがお相手のレーナ王女も、親が決めた結婚にたえられず逃げだしていたのです。ドイツ文学の異端児、19世紀の劇作家ゲオルク・ビューヒナーの喜劇を、リスベート・ツヴェルガーが魅力的に彩ります。しゃれたイラストとともに、ゆかいな恋愛劇をお楽しみください。
著者等紹介
ビューヒナー,ゲオルク[ビューヒナー,ゲオルク] [B¨uchner,Georg]
1813年にダルムシュタット近郊で生まれた。23歳という短命ながら、ビューヒナーはドイツ文学史で異彩をはなつ存在。彼の戯曲『ヴォイツェク』『ダントンの死』は同時代の作品をはるかに超えて、現代演劇を先取りしている。革命的な政治活動のためにヘッセンの警察に追われ、チューリヒに逃げ、そこで学位をとってまもなく、チフスで亡くなった
ツヴェルガー,リスベート[ツヴェルガー,リスベート] [Zwerger,Lithbeth]
1954年、ウィーン生まれ。ウィーン工芸大学で学ぶ。古典童話や文学作品のすぐれたイラストレーターとして知られ、国際アンデルセン大賞を受賞。1977年処女作『ふしぎな子』(冨山房)
アマン,ユルク[アマン,ユルク] [Amann,J¨urg]
1947年、スイスのヴィンタートゥール生まれ。文芸批評家およびチューリヒ劇場の文芸部員として活動をはじめ、1976年から執筆に専念。散文、劇、詩、エッセイなどの作品はインゲボルク・バッハマン賞をはじめ、かずかずの賞を受賞している。40年以上にわたりすぐれた文学作品を生みだした。2013年に65年の生涯を閉じた
小森香折[コモリカオリ]
1958年、東京生まれ。ドイツ語教師をしながら翻訳と創作をはじめる。『ニコルの塔』(BL出版)でちゅうでん児童文学大賞と新美南吉児童文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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