内容説明
せんせいはわたし、あなたはせいと。ここにきたらあなたはわたしのこどもなの。先生の目はあたたかく、やさしく、ときにきびしく、こどもたちをおおきな愛でつつみます。こんな先生がいるよ―語りかけて、読んでください。
著者等紹介
ラブ,マリアン・クシマノ[ラブ,マリアンクシマノ] [Love,Maryann Cusimano]
作家。7歳のときから創作をはじめる。10代から道化師、歌手、人形使いなど、こどもと関わる仕事をする。市川里美とのコンビで『ずーっといっしょ』『ようこそクリスマス』(講談社)などの絵本がある。作家活動のほかに、国際連合やバチカン市国で講演をおこなうなど、国際的に活躍する教育者でもある。夫と三人のこどもとともに、アメリカ、メリーランド州在住
市川里美[イチカワサトミ]
岐阜県大垣市生まれ。1971年、旅行で訪れたパリにそのまま移住。その後独学で絵を学ぶ。『春のうちがきこえる』(偕成社)で講談社出版絵本文化賞絵本賞、『はしって!アレン』(偕成社)で第28回サンケイ児童文化賞美術賞など、受賞歴多数
木坂涼[キサカリョウ]
詩人、絵本作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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anne@灯れ松明の火
18
読友さんご紹介。隣市図書館で。自分の子どもだと思って、温かく見守り、優しく導いてくれる先生。こんな先生がいる学校なら、みんな毎日楽しく通えるだろうね。ちょっとやんちゃな感じの黄色いクマくん、カワイイな(^^) 「原作」でなく、「原詩」とある。もとは詩なんだね。そのリズムを崩さないように、詩人の木坂さんが訳してくれたのかな。久しぶりの市川さんの絵本。講演の予習にたくさん読んだ頃が懐かしい(^^)2013/06/19
たまきら
17
保育園の先生が大好きなオタマさん。だから、こういうお話が好きなのかな?一人で何度かめくっていました。オカンとは一度しか読まなかったのに。不思議だなあ。2017/11/02
もっちゃか
17
一人ひとり、みんな違うということを受けとめる。絵本を読み聞かせて、自分も一緒に楽しむ。いたずらしても怒らず、ポジティブな返し。物ごとの善悪を自分で考えさせる。急かさず待つ。出来るようになったこと・得意なことを発見したら、それをちゃんと本人に伝えて褒める・・・こんな先生がいたら本当にいいなぁ。これらって、先生だけじゃなく親にもそのまま当てはまりそうな気が・・・。が、頑張ろう(汗)2013/05/16
退院した雨巫女。
11
《書店》保育園と幼稚園の頃の先生を思いだしました。皆優しかったもん。2013/04/07
遠い日
7
「ここにきたら あなたは わたしの こどもなの」という先生のことばが、わたしの思い出を掻き立てる。本当に小学生の頃、「学校では、先生がみんなのおかあさん」と言ってくれた先生がいた。一人一人の個性を見、その子の考えを引き出す先生の投げかけることばが、やさしく胸に落ちてくる。子どもたちをふわふわのぬいぐるみに例えた市川さんの絵もまた、目に心に沁み入る。春四月、学校に通い始めた子どもたちが、安心して過ごせる楽しい場所であったらいいな。2014/04/19
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