目次
偉大なるラールーラアー
板塀
かたつむりの自問自答
いもむしの告解
ろば2頭
動物の着ぐるみ
かもめの歌
鼻風邪
クラブ員の歌
こわいお話〔ほか〕
著者等紹介
ツヴェルガー,リスベート[ツヴェルガー,リスベート][Zwerger,Lisbeth]
1954年5月、ウィーンに生まれ、ウィーン応用美術大学で学んだ。画家としてのデビューから数年で、その名は世界に知られるようになり、今日、絵本の分野で最もすぐれた作家の一人である。第一作『ふしぎな子』(E.T.A.ホフマン)を1977年に発表してから、多くのメルヒェン絵本を送り出し、BIB世界絵本原画展「金のリンゴ賞」、「金牌」など、数々の受賞に輝いている。1990年には、全作品と児童文学への貢献にたいして贈られる、国際的に最も権威あるハンス・クリスチャン・アンデルセン賞を与えられた
池田香代子[イケダカヨコ]
1948年東京生まれ。ドイツ文学者・翻訳家。『猫たちの森』(早川書房)で第1回日独翻訳賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんちゃん
23
読友さんのご紹介本。モルゲンシュテルン…初めて出会った詩人ですが、作品を読みながら、う〜ん、理解不能!どこが「こどものうた」なんだ?と自らの詩心のなさを実感。でもそのおかげ(?)で、ツヴェルガーさんのイラストを堪能し、そこから新しいイメージを広げることが出来たように思います。カバーのチリ(…という部分でいいのかな?)に書かれた「詩集へのまえがき」をもう少し読みたかったな。別の詩集に出ているのかな、ちょっと気になっています。2012/08/27
ゆーかり
16
クリスティアン・モルゲンシュテルン(1871-1914)の詩、リスベート・ツヴェルガー編&絵。ナンセンス詩。Kindergedichte(こどものうた)とGalgenlieder(絞首台の歌)より29編。絵も詩も結構好き。偉大なるラールーラアーって?!印象は、前半はドイツっぽい、ミヒャエル・ゾーヴァなどの感じ、後半はゴーリーとも通じる雰囲気(もっと明るい)。手元に置いてたまに見直したくなる。膝乗り梟に淡水パグ。2017/08/30
ヒラP@ehon.gohon
12
子ども向けのモルゲンシュテルンの詩につけた絵には遊び心があって、他の本とはちょっと違うツヴェルガーの世界を楽しむことが出来ます。 翻訳も訳詩の文字レイアウトも楽しめるのですが、子ども歌とは言っても、ツヴェルガーファンが喜ぶ絵本だと思います。2016/09/06
april-cat
12
絵が素敵なのと、詩の絵本だというので読んでみました。いやいや、これは面白いです。絶句するような詩もあります。レベル高いと思いますが、子どもたちにこの面白さがちゃんと伝わるのかわかりません。反応が見てみたい絵本です。2013/05/28
あおい
8
よくわからない詩がツヴェルガーの個性的な絵と合わさりなんとも言えない魅力を放ちます。2024/02/12