内容説明
旅行にいくことにしたつよしとけんた。姉さんのさくらとともに地面をほって、地球の裏側へいってみよう。めざすは、アメリカ!ほって、ほって、着いたところは…。川端誠のたのしいウルトラナンセンス・アドベンチャー絵本。
著者等紹介
川端誠[カワバタマコト]
1952年、新潟県上越市生まれ。絵本作家。作品に『鳥の島』(第5回絵本にっぽん賞受賞)など多数。絵本作家ならではの絵本解説も好評(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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試行錯誤中の子ども本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
86
友だちのつよしとけんたは夏休みの旅行の計画を立てました。行き先は地球の裏側。地面に穴を掘って、地球の中をいろいろと調べる。二人の両親も賛成してくれました(( ; ゜Д゜)) 中心部の熱いマントルを避けるため斜めに掘ると、目的地はアメリカ・ケンタッキー州になりました。ケンタッキーにペンフレンドがいるお姉ちゃんも誘って、いざ出発。ひたすらに掘る・掘る・掘る……。財宝や恐竜の化石や、謎の生命体や幽霊が出てきても気にしちゃいられない。途中で本の天地が逆さまになったり、遊び心がいっぱい♪ 驚きのクライマックスです。2015/01/08
つくよみ
83
図書館本:夏休みの旅行。地面に穴を掘って。と言うより、地球を掘りぬいて、ペンフレンドの住むアメリカまで行こうと計画した3人組の冒険。準備した装備の中に、確りパスポートが入っていたり、両親と補給を打ち合わせたりと、芸が細かい。掘り進めていく地面の中に埋まっているものも、遊び心満点で楽しい♪掘って、掘って、掘りぬいて、やっと辿り着いた先は・・・?読み進めるうちに、本がくるりと自然に回転して、地球の向こうに出たときには、本が逆さまになっていると言う奇抜な作品。まさに「丸い地球をほる」を体験できる?楽しい作品♪2013/08/11
おくちゃん👶柳緑花紅
78
地球の裏側に行くには、掘る!!掘って、掘ってどんどん脇目もふらずに掘る!!読み進めると横開きの本がいつの間にか縦開きになり最後にはひっくり返って(笑)こんな絵本初めて!!ラストに、おおお!!どんだけ掘ったんだろう!?楽しい絵本♪2015/01/11
mincharos
69
旅行に行くことにしたつよしとけんた。地面に穴を掘って、アメリカに行ってみよう!読んでるうちに絵本が回転。あれ?どっちのページをめくればいいんだっけ?と私も混乱。アメリカに到着すると、絵本はさかさま、文章まで英語になっちゃって、私の英語力も試される絵本でした。「うえきばちです」の作者だったのか!こちらも発想が面白い絵本でした。子供たちが小学校高学年になったら、また読んであげたいな。2017/09/28
しゃが
59
川端誠さんらしい、まさにはるか遠くからの奇想天外の楽しい絵本。夏休みにつよしくんとけんたくんは穴を掘って地球のなかを進み、米国のケンタッキーへ…。どんどん進むと、絵が斜めになったり、逆さまなったり、首を傾けるのか、本を傾けるのか悩んでしまう(笑)。そして、なんと目的地のケンタッキーに着いてしまう…。そこからがまた悩む、アメリカの家族の言葉は筆記体で、つよしくんたちは活字体で書かれていて、読むときネイティブぽっく、一方はたどたどしい話し方(?)かなぁ。ラストに穴から見えた日本は? 無事帰れることを祈りました2021/07/15