内容説明
アーサーは絵をかいています。マックスも絵をかきたいと思いました。でも、何をかいたらいいのかわかりません。そこで「ぼくをかいたらどう?」とアーサーがいうと…。コールデコット賞を3度受賞したウィーズナーの最高のアートとは!?―。
著者等紹介
ウィーズナー,デイヴィッド[ウィーズナー,デイヴィッド][Wiesner,David]
ロードアイランド・スクール・オブ・デザインでイラストレーションを学ぶ。『かようびのよる』(徳間書店)、『3びきのぶたたち』『漂流物』(いずれもBL出版)でそれぞれコールデコット賞を受賞
江國香織[エクニカオリ]
1964年東京生まれ。『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』(ホーム社/集英社)で山本周五郎賞、『号泣する準備はできていた』(新潮社)で直木賞など受賞作多数。小説・エッセイ・童話など多方面で活躍しており、翻訳も手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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pino
97
「ぼくの名前はアーサー。いつも絵をかいているのさ。こうしていると・・ほ~ら、もうすぐ、やってくるぞ。緑のちびっこいのが。あいつは、マックス。ゲイジュツが好きなゴキゲンなやつさ」なんて、声優さんにアテレコをお願いしたい程、楽しい絵本。ゆったりとしたアーサーと、すばしっこくて好奇心いっぱいのマックス。鮮やかな色の中で展開する、このデコボコ・コンビのズレまくり方が、コントの様で面白い。扇風機、水、掃除機の小道具を使って、弾けまくりのマックスに、迷惑被るアーサー。オチは・・お互いイイ刺激になったみたいでよかった!2012/11/15
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
85
ポップでシュールでナンセンスなアニメ映画を観ているようです。絵を描くアーサーの姿をみて、マックスも描きたくなるけど、何を描いたらいいかわかりません。「ぼくを描いたらどうだい?」とアーサーがいうと……。絵を描くことをシンプルに考えると、線を引いて色を塗るということなんですね。大人のように【芸術】を考える必要もなかった子ども時代。自由な楽しみだった【お絵かき】はそこから始まると理解できます。カラフルでスラップスティックな騒動が一段落してめでたしめでたし。でも、君はそれでいいの、マックス? 翻訳は江國香織さん。2014/07/19
美紀ちゃん
43
字がある!キレイな絵!!ウィーズナーさん大好きです。「漂流物」「かようびのよる」「セクター7」が大好き。これも凄かった!!面白かった♪江國香織の訳。すごい。2012/08/15
Lesen
38
奇想天外なストーリー。これも間とか躍動感があり楽しい。マックスの無邪気さとやる事が子供に受けてました。この絵本はまさにアートという感じの絵本です。2014/04/08
p.ntsk
36
【ひとりデイヴィッド・ウィーズナー祭り開催中♪】マックスによって体をキャンバスにされてしまったアーサーは・・・まるで印象派の絵画のよう(笑)マックスとの出会いで新たなアートに開眼したアーサー。芸術は爆発だね(笑)2014/08/23
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