内容説明
正直で忠実なバティストさんは長いあいだ、あちこちの王さまやお姫さまのもとではたらいてきました。でも今は猫と二人きり、さびしい暮らしをしています。そんなある日、バティストさんは九番屋敷というお城にすむ伯爵のもとではたらくことになりました。何にでもぴったりの名前をつけたい伯爵と、とても忠実な執事、2人が出会ってはじまった、おおまじめでおかしいおはなし。
著者等紹介
ベーメルマンス,ルドウィッヒ[ベーメルマンス,ルドウィッヒ][Bemelmans,Ludwig]
1898年オーストリア生まれ。16歳でアメリカにわたる。ホテルで働きながら絵を学び、新聞や雑誌にイラストや記事を掲載するなどして生計を立てる。1934年こどもの本『山のクリスマス』(岩波書店)を出版。ついで1936年に『ゴールデン・バスケットホテル』(BL出版)を出版、ニューベリー賞オナーブックに選ばれる。『マドレーヌといぬ』でコールデコット賞を受賞
江國香織[エクニカオリ]
1964年東京生まれ。『こうばしい日々』(あかね書房)で産経児童出版文化賞、坪田譲治文学賞、『きらきらひかる』(新潮社)で紫式部文学賞、『ぼくの小鳥ちゃん』(あかね書房)で路傍の石文学賞、『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』(ホーム社/集英社)で山本周五郎賞、『号泣する準備はできていた』(新潮社)で直木賞など受賞作多数。小説・エッセイ・童話など多方面で執筆活動。絵本や児童文学の翻訳も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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