内容説明
山のいただきから、おひさまがのぼりはじめた朝。まっしろな子馬の兄弟のたろうとじろうは、今日も仲間といっしょに走っています。二頭は、小川のほとりでつめたい水をのむと、水にうつったおひさまに気がつきました。あたたかなひかりをわけてもらおうと、二頭はおひさまのくにをめざし、かけだします。そこで見たものは…?美しいことばとあたたかいタッチで描きます。
著者等紹介
松居友[マツイトモ]
1953年、東京に生まれる。上智大学ドイツ文学科大学院卒業後、オーストリアのザルツブルグ大学に留学。その後、出版社に勤務し、児童書編集者として活躍。現在、フィリピンのミンダナオ島で、現地の大学や高校の奨学生と共に医療や絵本の読み聞かせ活動を行う「ミンダナオ子ども図書館」を主宰
井上博幾[イノウエヒロチカ]
1943年、名古屋に生まれる。中央美術学園絵画専修科修了。1977年、スイス美術賞ジュネーブ展で大衆賞を受賞。1980年、サトン・ドートンヌ展(パリ)で会員セクションに特別展示。1981年、ル・サロン展(パリ)で会員に推挙され渡欧し、フランス芸術家協会会員に認定。1984年、ウィーン国際美術大賞展で銀賞を受賞。1986年、国際美術大賞フランス展でPRIX D’HONNEURを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
32
草原を走るたくさんの馬。音も凄くてあたりに轟いていたでしょう。近くに居て体全体で感じたかったです。その中の白馬の兄弟たろうとじろうは、おひさまに感動して、お日様の国へ行きたいと後を追います。途中で見失っては出会ったリスやアヒル、ウサギに聞いて先に進みました。大きな海に出て、こんなに大きくてはお話ができないね。たろうとじろうは、お日様にあかりをわけてもらって真っ赤。そこへ両親も現れて、皆真っ赤。お日様による赤い輝き、いつまでもみていられるほど綺麗。素敵な経験ができましたね。2024/06/23
くるみ
3
絵がとてもきれい。絵にお話をつけたんじゃないかと思ったほど。 ゆったりしたい時に。2017/08/14
lonely_jean
0
よくできた美しい作品だが、私見を述べると、絵本はこれほど美しくなくてもよい。白い馬の親子が海辺まで駈けてきて太陽に感謝している。あまりにも美しく、きれいだね、以外に感想の述べようがない。もっと物議を醸すような、何なのだこれは、というような絵本も楽しいものだが。2017/02/08
ちゃ
0
6´402015/01/23