著者等紹介
ツヴェルガー,リスベート[ツヴェルガー,リスベート][Zwerger,Lisbeth]
1954年、版画家の娘としてオーストリア・ウィーンに生まれる。美術学校を卒業後、E.T.A.ホフマンの『ふしぎな子』(冨山房)のイラストでデビュー。グリム、アンデルセン、ディケンズなどの世界の名作に、繊細で独特の画風で新たな息吹を吹きこみ、国際的に高い評価を得ている。BIB世界絵本原画展金牌賞、国際アンデルセン賞など、受賞多数
池田香代子[イケダカヨコ]
1948年東京生まれ。独文学者。1998年『猫たちの森』(早川書房)で第1回独翻訳賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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匠
144
グリム童話として別の本で読んだのは7歳くらいだったろうか。今回あらためて読みながら、こんな始まりだったかと少し驚いた。動物達が誘い合わせて旅に出るまでの話がなんともせつない。主人から殺されることが決まってる者、食べられてしまうことがわかってる者、捨てられることを察知している者、居場所を無くした動物達が最後にみつけたものとは・・じっくり読み込むとなかなか深いお話だった。それにリスベート ツヴェルガーの描く繊細なタッチの絵がとてもいい!でもグリム童話からだいぶ端折ってるよねこれ、って読み終えてから思い出した。2014/08/13
ちょこちん
38
★★★★☆ 図書館で立ち読み。保育園の頃、学芸会で発表したのを思い出した。ちなみに私は犬の役でした。懐かしい。2016/10/14
クリママ
30
どのページも、額に入れて楽しみたいようなツヴェルガーの絵。2016/11/14
みずたま
25
ツヴェルガーさんの作品を追っかけ中。ちょっとお話は??な所もあったけど、動物たちの表情が楽しくて、優しく繊細で淡い色使いに今回も魅力されてしまいました(*´ω`*)2016/03/02
小夜風
24
【図書館】ツヴェルガーさんの繊細で素敵な絵が何とも哀愁を誘います。上の方に小さく描かれた絵も可愛かった。同じお話を続けて読み比べると、挿し絵によってこんなに印象が変わるんだとビックリします。2015/04/03