内容説明
おばあちゃんは、わたしのいちばんのなかよし。いっしょにトルティーヤを作ったり、歌を歌ったり。冬には、ちょうちょが集まるマジック・サークルにいっしょに行った。でも、おばあちゃんが死んで、思い出もなんだかぼんやり。パパは「だれかをあいしているかぎり、その人はずっと心の中にいるんだよ」って言うけれど…。メキシコから3200キロもの旅をするオオカバマダラが、少女の心に残したものは…。
著者等紹介
ヨース,バーバラ・M.[ヨース,バーバラM.][Joosse,Barbara M.]
作家。20冊以上の子どもの本を書いている。メキシコに住んでいる母を訪れて、30年間、毎年メキシコを旅行している。ウィスコンシン州のシーダーブルグ在住
ポター,ジゼル[ポター,ジゼル][Potter,Giselle]
ロードアイランド・デザイン学校卒業。雑誌ニューヨーカーで挿絵を担当しデビュー。独特の筆致が魅力の絵本作家。ニューヨーク州、ローゼンダール在住
福本由紀子[フクモトユキコ]
甲南女子大学英文学科卒業後、英国レディング大学にて児童文学を学ぶ。現在、大学で英語・児童文学講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
8
メキシコまで3200キロの旅をする不思議な蝶、オオカバマダラ。亡くなったおばあちゃんと少女の心を繋ぎます。2023/04/25
遠い日
6
メキシコの絵本。おばあちゃんとの思い出のオオカバマダラチョウ。死者を祭る時期の伝統行事が興味深い。なくなった人の思い出が心にある限り、その魂は生き続けるという思想。日本にも通じるものを感じます。オオカバマダラチョウは大移動をするチョウとして有名だが、その生態も支社の魂を乗せて飛ぶにふさわしい不可思議さをたたえている。2017/08/15
エイミー
0
魂はチョウチョになって帰ってくる。2014/10/02
絵具巻
0
文京区立真砂図書館で借りました。2014/09/03
遠い日
0
070929【読書ノート/ひとことメモ】魂を運ぶチョウ。大好きだったおばあちゃん。2007/09/29