内容説明
“ほんものになる”それは子ども部屋の魔法の言葉です。だれもその意味を知りません。でも、年とった皮の馬だけは、知っていました。そしてベルベットうさぎに、そっと秘密をあかしてくれました…。
著者等紹介
ジョンソン,スティーブ[ジョンソン,スティーブ][Johnson,Steve]
子どもの本のイラストレーション、デザインを数多く手がける。アメリカミネソタ州ミネアポリス在住
ファンチャー,ルー[ファンチャー,ルー][Fancher,Lou]
子どもの本のイラストレーション、デザインを数多く手がける。アメリカミネソタ州ミネアポリス在住
成沢栄里子[ナルサワエリコ]
新潟県生まれ。法政大学文学部卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
seraphim
29
酒井駒子さんの「ビロードのうさぎ」と読み比べ。「ビロードのうさぎ」の方が文章をより易しく訳してあるようだが、文章はこちらの方が好き。小学生以上の子どもになら、この絵本も読み聞かせできそうだ。挿絵も素敵。こちらの絵本も気に入った。今度は原作の「ビロードうさぎ」(マージェリィ・ウィリアム著、いしいももこ訳)も読んでみたいと思う。2014/06/01
ヒロ@いつも心に太陽を!
24
【下鴨納涼古本まつりにて】駒子さんの『ビロードのうさぎ』、いしいももこさん訳の『ビロードうさぎ』と読んで3冊目の読み比べ。まさか古本まつりでこれを見つけられるとは!!私はこの訳も好きだ。というか、もうこのお話が大好きになってしまっているのだろうなぁと思う(*^∀^*)2012/08/14
けんちゃん
24
読友さんのご紹介本。マージェリィ・ウィリアムズさんの原作に基づき描かれた作品の1冊。文:ルー・ファンチャー、絵:スティーブ・ジョンソン&ルー・ファンチャー、訳:成沢栄里子 イラストは色遣いがきれいで、躍動感に溢れすてきです。訳は、いかにも「お話し」という感じで、絵本というより児童書を読んでいるような感じ、イラストがなくてもしっかり伝わってきそうです。酒井駒子さんの抄訳もいいですが、こちらもなかなかです。2012/02/03
absinthe@読み聞かせメーター
20
5歳の娘に読み聞かせ。本物のウサギになれると信じた玩具のウサギの物語。最後はほっこり感動します。でも、就寝前の読み聞かせの真ん中で、娘は寝てしまいました。決してつまらないからではないと思いますが。 2016/01/14
ヒラP@ehon.gohon
18
「ビロードのうさぎ」のタイトルなどで、何冊か絵本が出ていますが、お話が素晴らしいだけに甲乙つけがたい作品です。 どの本を選ぶかは読者の好みなのでしょうが、この絵本でもうさぎが少年の大切なものから本物のうさぎに変わるまでの展開は、ただただ感動するばかりです。 少年に気づかれなくても、ずっと少年を見守り続けられることは、おもちゃにとっての幸福でしょうね。2019/11/22