銅版画家の仕事場

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  • サイズ B5判/ページ数 32p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784776400844
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

内容説明

ぼくは、こどもだったころ、冬になると銅版画家であるおじいさんのところによばれて、年に一度のスタジオセールのお手伝いをした。少年とその祖父を案内役に、絵を描き、原画を彫り、プリントする手順について、わかりやすく説明した絵本。

著者等紹介

ガイサート,アーサー[ガイサート,アーサー][Geisert,Arthur]
銅版画家。1978年国際版画ビエンナーレで受賞した実力派。作品はサンフランシスコ近代美術館をはじめ、アメリカ各地の美術館に展示されている。アメリカ、イリノイ州ガレナ在住

久美沙織[クミサオリ]
岩手県盛岡市生まれ。上智大学文学部哲学科卒業。在学中『小説ジュニア』にてデビュー。SF、ファンタジー、ミステリー、エッセイ、絵本の翻訳と、多岐にわたって活躍している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

masa@レビューお休み中

88
図書館でふと気になって読んでみた絵本。そうしたら…。本当に銅版画家が描く、銅版画家の仕事場の様子がそのまま描かれていて驚きました。銅版画は見たことはあっても、どういう工程でできあがるのかは知らなかったので勉強になりましたね。おじいちゃんと孫が二人三脚で作品をつくる様子が描かれています。単純にお仕事絵本ではあるのですが、そこだけで終わっていないのも魅力ですね。孫である少年は、彩色をしていくのですが、その中でちょっとファンタジーな世界も出てくるので子どもでも楽しめるのではないかなって思いますよ。2016/09/27

kinkin

47
銅版画家の著者自身によって作られた絵で構成されている。銅版画という繊細な版画の名を知っていても具体的にどんな工程で作られるのか知らなかった。ページ数が少ないがとてもわかりやすくてロマン溢れる絵でとてもいい本だ。一枚一枚の絵に彩色するとは知らなかった、実際の作成現場も見てみたいな。図書館本。2015/07/12

ままこ

46
銅板画家のおじいちゃんのお手伝いをする少年を通して銅板画制作の手順が描いてある絵本。この絵本自体がその手順に従って銅でエッチングされ手彩色されているのでなおさら銅板画の繊細さと独特の色合いがわかりやすい。色を塗ってる最中に絵の世界に入り込むのも夢があって良かった。訳は久美沙織さん。2017/11/18

wildchild@月と猫

44
職人の工房を覗かせてもらっている感じで楽しかった。お祖父さんから銅版画製作の手ほどきを受けて、彩色を任されている作者の高揚した気分が、絵本の端々から伝わってくる。こういう仕事場から生み出される、手仕事の創作世界は、これからも無くならないで欲しい。2016/03/04

鱒子

40
図書館本。ふらりと見ていた絵本コーナー、あまりにアーティスティックな内容で、気になってしまいました。アメリカの銅版画家、アーサー・ガイサートさんの素敵な絵本です。訳者は久美沙織さん(私にとっては懐かしい作家さんです♪)。日本の木版画技術とはまた別の 銅板エッチング技法+ 彩色による 美しい本。主人公の少年と工房主のおじいちゃんという関係が、グッと来ます(^^) なかなか 結構 大人向きな絵本です。2017/09/05

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