内容説明
こわいもの知らずの小さな女の子、マドレーヌが、2列になって暮らす12人の女の子たちのひとりとして私たちのまえに登場したのは、1939年、アメリカでのことでした。その後のシリーズを通じて、マドレーヌはさまざまな冒険をし、ミス・クラベルを心配させ、同時にたくさんの人たちに愛されてきました。でも、マドレーヌはそのアメリカには一度も行ったことがありませんでした…これまでは!マドレーヌが生まれて60年を経て、すばらしい一冊ができあがりました。この本では、はじめてマドレーヌの苗字があかされます。みなさんはマドレーヌたちといっしょに、馬の背に乗ったり、世界でいちばん立派なお店をたずねたり、さまざまな体験をするでしょう。そして最後には、マドレーヌの未来も、ほんのすこし垣間見ることになるでしょう。『はくしゃくとくつしょくにん』は、貧しいくつ職人一家のクリスマスにおこった、すてきなハプニングのお話。『サンシャイン』は、へんくつで気むずかしい家主と、彼のところへ部屋を借りにきた老婦人との間におこったひと騒動。
著者等紹介
ベーメルマンス,ルドウィッヒ[ベーメルマンス,ルドウィッヒ][Bemelmans,Ludwig]
1898年、オーストリア生まれ。16歳でアメリカに渡り、ホテルで働きながら絵を学ぶ。世界中を旅し、アトリエのあったパリで、マドレーヌシリーズのインスピレーションを得た。『マドレーヌといぬ』(福音館書店)では、コールデコット賞を受賞。1962年没
マルシアーノ,ジョン・ベーメルマンス[マルシアーノ,ジョンベーメルマンス][Marciano,John Bemelmans]
1970年、ニュージャージー州生まれ。ルドウィッヒ・ベーメルマンスの孫。コロンビア大学卒業後、田舎町で記者や、コンピューターのプログラマーなど、いくつかの仕事についたあと、作家を志す。独学で絵画を学び、祖父の遺作『Life and Art of Madeline’s Creator』や『Madeline Says Merci』を完成させた。現在は、ニューヨークで暮らしている
江国香織[エクニカオリ]
1964年、東京生まれ。『こうばしい日々』(あかね書房)で産経児童出版文化賞、坪田譲治文学賞、『きらきらひかる』(新潮社)で紫式部文学賞、『ぼくの小鳥ちゃん』(あかね書房)で路傍の石文学賞、『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』(ホーム社/集英社)で山本周五郎賞、『号泣する準備はできていた』(新潮社)で直木賞など、受賞作多数
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感想・レビュー
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