出版社内容情報
両親が離婚したために、ティムはパパと離ればなれに。ある日、ティムは、久しぶりにパパと会えることになりました。映画を見たり、レストランで食事したり、図書館へ行ったり、二人で過ごす楽しい時間。ティムはパパを自慢したくてたまりません。でも、パパの帰る時間が近づいて……。親と子の絆について語りかけます。
内容説明
理由あって離婚した両親、ティムはパパと離ればなれに…。
著者等紹介
ホルムベルイ,ボー・R.[ホルムベルイ,ボーR.][Holmberg,Bo R]
1945年スウェーデン生まれ。大学では文学、北欧の言語を専攻。1970年から高校で教壇に立つ一方で、子どもと大人のそれぞれを対象にした執筆のコースを指導し、自らも精力的に創作に取り組んでいる
エリクソン,エヴァ[エリクソン,エヴァ][Eriksson,Eva]
1949年スウェーデン生まれ。スウェーデンの人気イラストレーター・絵本作家。芸術専門学校でテキスタイル・デザインと絵画を学ぶ
ひしきあきらこ[ヒシキアキラコ]
1960年東京生まれ。慶応義塾大学卒業。北欧の絵本、児童文学の紹介と翻訳に活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
44
久しぶりに会えたお父さん。ティムは嬉しくて会う人会う人に「僕のパパ、ジョニーって言うんだ」と教えます。誇らしげなティムにウルウル。パパが去って行く汽車の中でパパがティムを誇らしげに紹介する場面では涙が止まらなくなりました。パパもティムが自分を紹介してくれたのが嬉しくて誇らしかったのでしょう。それだけにパパとママがすれ違うようにしていたのが切ない。2018/05/26
gtn
31
離婚が不幸というのは短絡。こんなに父を誇りにする息子がいる。2020/02/13
小夜風
29
【図書館】あいや~読む本を間違えちゃったな…な絵本。奇しくも今週末に末っ子が父親とディズニーランドデートする予定です。離婚して親権を取れなかった父親が子どもを連れ出して誘拐事件になってしまった話も知っているので、読んでいて辛かった。大人の都合で子どもに理不尽な思いをさせてしまうことはいけないことかな?しょうがないこともどうしようもないこともたくさんあるよ…。2015/05/19
サルビア
24
離婚して離れ離れになった親子が再会する。息子は、行く先々で「パパはジョニーって言うんだ」と自慢します。楽しい1日がおわり、親子が別れる時に、今度は、パパが、息子を紹介する。2人は泣いていないけれど、よんでいる私が泣きたくなってきた。月に一回くらいしか会えないと、お互いを大切に思う気持ちが溢れてくるのだなと思う。2018/05/14
ヒロ@いつも心に太陽を!
19
最初は「ああ、ティムはパパが大好きなんだな」って微笑ましい気持ちで読んでいた。でも、でもね。『この子は、ぼくの息子です。最高にいい息子です。ティムっていうんです!』・・・涙が(>□<*)何も詳しいことは書かれていないけれど、ママとパパが顔を合わせないことでティムの両親が離婚して、母親と暮らすティムには久々に大好きな父親と会えた一日だってことはわかるわけで。親の事情で子供を振り回すのはとても不本意だけど、寂しい思いだけはさせちゃいけない。離れて暮らしてもたくさんの愛を届けたいよね、ティムとジョニーみたいに!2011/06/10