出版社内容情報
「さぎすいかのかいすぎさ」「くまねたらたねまく」など、上から読んでも下から読んでも同じ文章をあつめた楽しい絵本。
内容説明
「ゾウからかうぞ」や「クマ寝たら種まく」、上から読んでも下から読んでも同じになる文章を集めて作りました。みんなで楽しめる「ことばあそびの絵本」です。
著者等紹介
石津ちひろ[イシズチヒロ]
1953年愛媛県に生まれる。3年間のフランス滞在を経て、絵本作家、翻訳家として活躍。絵本に『あしたうちにねこがくるの』(講談社/日本絵本賞)、『なぞなぞのたび』(フレーベル館/ボローニャ国際児童図書展賞)、詩集『あしたのあたしはあたらしいあたし』(理論社/三越左千夫少年詩賞)など多数
藤枝リュウジ[フジエダリュウジ]
イラストレーター、アートディレクター。広告のアートディレクション、イラストレーションを主に手がけている。’94年世界ポスタートリエンナーレ銅賞受賞。NHK教育テレビ『ハッチポッチステーション』や『クインテット』のアート・ディレクション、キャラクターデザインなど、子ども番組の制作に参画
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
251
石津ちひろ・文、藤枝リュウジ・絵。回文の言葉遊びを楽しむ絵本だが、存分に楽しむためには、ある程度のボキャブラリーが必要。例えば「うまみまう」や「くさりきりさく」などは、タイトルの「ぞうからかうぞ」と違って、「みまう」という子どもたちにとってはややなじみの薄い動詞や「きりさく」という複合動詞を含むからである。でも、わかれば面白い。「さぎすいかのかいすぎ」や「つるわくわくわるつ」など、ナンセンスな言葉遊びを楽しみたい。絵はいたってシンプルなヘタウマ系。 2025/01/22
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
16
言葉遊び(回文)の絵本。「うまい!」とつい声に出してしまいました。全てひらがななので、どう区切るか一瞬「ん?」となりますが、そこは絵が助けてくれます。2020/10/04
ふじ
14
ページに一つ、イラストとともに回文が載っている。読んでたら息子も反応。お気に入りは「みごとなはなとごみ」「がすでたぶたですが」2020/12/09
遠い日
11
回文でことば遊び。ありえない展開や、とんでもない状況が出現する不思議。藤枝リュウジさんの絵がこれまたよくて、にやにやさせられたり、ぷっと吹いたり。回文、作れるようになりたいなぁ。2016/09/06
Kumiko
10
長くて難しい回文は苦手…でもこの本に載ってるのは、短くて可愛らしいものばっかりでした。「よだれだよ」とか「がすでたぶたですが」とか。添えられるように描かれた絵が文の説明になってて、いい味出してます。2015/04/14