内容説明
秘密戦・謀略戦の資材開発に没頭した謎の基地。映像で追及した人間ドラマを活字で再現。
目次
第1章 私の任務は殺人光線の開発
第2章 毒物研究と生体実験
第3章 謀略兵器と中野学校
第4章 僕は風船爆弾を飛ばした
第5章 少女たちの風船爆弾
第6章 大津、勿来基地の部隊
第7章 ニセ札製造・対中国経済謀略
第8章 杉工作と中野学校
第9章 敗戦を迎えて
第10章 スクリーンがつなぐ新証言
著者等紹介
楠山忠之[クスヤマタダユキ]
映像ジャーナリスト。1939年東京生まれ。上智大学文学部卒業後、報知新聞社写真部を経て、69年にフリーとして独立。沖縄復帰およびベトナム戦争最後の「サイゴン解放」を「現場」から報道。国内およびアジアに視点を据えて、「写真と文」あるいは映画製作で現地の声を伝えてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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ぴーたん
3
仕事で見学に行ったので参考に。一昨年位に上映された映画のメイキング。見たいと思ったけど行けなかったので残念。いつか見たい。高校生が聞き取りを始めたことで口をつぐんでいた研究者が全貌を話してくれたというのがいつ聞いてもスゴい。そういう実践は、今はもう厳しいんだろうな~。2014/08/06
ヘタ
1
その当時、こうすれば大事な人を護ることができるとか、ここで努力すれば食べてゆけると思って、それこそ前向きに生きていた。しかし、年が経てば、予備知識すらないインタビュアーから謝罪っぽい言葉を言うようにそれとなく要求される。時代だと思って諦めるしかないのかな。2014/08/02
小出享一
1
陸軍登戸研究所のドキュメント映画を観て、映画館でこの本を買い、舞台挨拶に来演された楠山監督にもサインをして貰った。映画でわかりづらかったところが、この本を読むことによってよく理解出来た。2014/06/29